病気

犬の耳垢が片方の耳だけ多い時。犬の耳からくさい臭い、その原因とは?

普段わたしは、愛犬に対して頻繁に耳掃除をしないのですが、先日はさすがにちょっとくさい臭いがしてきたので耳をみてあげました。

見てみると片方の耳だけ黒い耳垢がこびりついていました。

この耳垢がついていると、愛犬も気持ち悪かったんですね。

そういえば、頻繁に耳を掻いていたのもこのせいでした。

「あまり耳掃除をやりすぎると良くない」と聞いていたので、1ヶ月に1回のペースで耳を掃除してあげていましたが、ちょっと今回は間を空けてしまいました。

犬の耳垢が片方の耳だけ多い時

犬の耳垢について、片方だけ多いのは病気なのか?と思い、心配して獣医さんに伺ったところ「臭いや耳だれが無ければ問題ない」とのこと。

良かった。

しかし、耳垢が片方だけ多い場合はこんな病気が潜んでいることもあるそうです。

臭いがある場合

マラセチアが原因で臭いがある場合があります。また健康なワンちゃんにも酵母はいるのですが、この酵母が異常に増加すると、外耳炎を起こしてしまいます。

この臭いはとても独特で、酸えたくさい臭いがします。

感触としてはとてもベタべタしています。

とてもくさい臭いがある場合

耳(垢)がとてもくさい臭いの場合、考えられるのは細菌が繁殖し、膿が出ている可能性が高いです。

細菌感染を起こし、この感染により外耳炎になります。

そして、膿が出てしまいます。この膿が臭いにおいの原因です。

その様子は、耳垢として固まっている場合か耳だれを起こす場合(ドロドロと流れ出てくる)とに分かれます。

黒い耳垢の場合

耳垢が黒い場合は「耳ダニ(耳疥癬)」の可能性があります。耳の中で間違ってダニが繁殖すると、黒っぽい耳垢が出ることがあります。

ただ、うちの愛犬の耳垢は「黒っぽい」のですが、幸い耳ダニにはかかっていませんでした。

彼のように、耳垢がもともと黒いワンちゃんは、一見「耳ダニ?」と間違えることもありそう。

耳垢を掃除する頻度について

耳垢を掃除する際、どれくらいの頻度で掃除してあげないといけないのでしょうか。

色々な書籍や記事を検索すると、1ヶ月に1回程度と書かれているものもあれば、1週間に1回と書かれている記事もあって「どっちなの?」と混乱したことがあります。

結論から言うと、「そのワンちゃんに合わせて行う」というのが正解です。

と、言うのも、今一緒に暮らしている愛犬(雑種)は耳垢がたまりにくいため、1ヶ月に1回程度で大丈夫です

1ヶ月に1回なので、時々忘れてしまって今回みたいに「あ、臭い」と気が付くことがあります。

それとは反対で、以前アメコカをお世話していた時は、垂れ耳ということもあり、彼はずーっと外耳炎で苦しんでいました。

そのため、家でもこまめに洗浄してあげていました。

耳の掃除で気を付けてあげないといけないこと

耳の掃除で気を付けてあげないといけないことは、「あ、耳掃除ね。ハイハイ。」と綿棒でぐりぐり耳を掃除すること。

つい、簡単に考えて綿棒で掃除してしまいそうになりますが、これはやってはいけません。

何故かと言うと、犬の耳の構造は人間の耳と異なり途中から90度曲がっています。

そのうえ、毛が生えていたり、耳の複雑な構造で取りにくいのも事実。

そこを綿棒でぐりぐりやってしまうと、奥に入れてしまいかねません。

ワンちゃんだって奥に綿棒が入るのは不快なんです。

「わ!!!びっくりした。嫌だよー!」と一度思ってしまうと、トラウマになり2度と触らせてくれなくなることもあります。

もし慣れない場合は、獣医さんに耳垢を取ってもらいましょう。

トリミングの時に一緒にお掃除してもらうのも手です。

耳のトラブルについて

わたしが今までワンちゃんたちのお世話をしてきて、比較的多い耳のトラブルが「外耳炎」です。

垂れ耳のワンちゃんは、耳の構造上外気と触れにくいため、立耳のワンちゃんに比べて蒸れる確率が高く、外耳炎になりやすい傾向があります。

愛犬がこんなしぐさをしたら気を付けて!

  • 耳を頻繁に掻く
  • 頭を振る
  • 片方の耳を下にして頭を傾ける
  • 耳から悪臭がする
  • 耳垢が大量に出る
  • 膿が出る

これは全部、耳にトラブルがあるワンちゃんによくみられます。

残念ながら、耳から悪臭がしたり、膿がでた状態で自宅の療養だけでは良くなりませんし、愛犬も辛いため一刻も早く獣医さんに診てもらいましょう。

そして、適切な治療をしてもらいましょう。

治療の期間について

耳のトラブルを治すのに、ある程度の治療期間が必要になります。

では、どれくらいの治療で完治するものなのでしょうか?

外耳炎の原因が耳ダニの場合、耳ダニの駆除と洗浄をすればいいのですが、真菌や細菌が原因で起こった外耳炎は長期の治療が必要になります。

先ほどのアメコカは、老犬になってからというもの、ほぼ外耳炎でした。

元々捨てられていたため、病気を治療してもらえず、くせになって治りにくくなっていたのが原因と思われます。

もし、愛犬に異変があればすぐに治療させてあげて下さい。

まとめ

耳からくさい臭いがする・・・まだこの臭いを嗅いだことが無い方は想像ができないかもしれません。

今回の我が家の愛犬は、顔を耳に近づけて「う、、、臭い。」と感じるレベルでした。

しかし、膿がでていたり、外耳炎で酷い状態の場合は、大げさではなくそのワンちゃんが住んでいるおうちの玄関を開けただけで「うっ・・・」と臭いがします。

一緒に住んでいるとその状態に慣れてしまい、気が付きにくくなっていますので、第三者から指摘されて気が付く人もいるようです。

愛犬の臭いに敏感になっておくと、何らかのトラブルを初期段階で治癒出来るかもしれません。

 

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ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。