犬の糖尿病は珍しいことではありません。
実は一時お預かりのワンちゃんの糖尿病を見つけたことがあります。
なぜ糖尿病だと分かったかと言うと、おしっこが大量に出て「あ、何か普段と違うな。」と気が付いたからです。
飼い主さんにお話してたら「最近よくお水を飲むな~」と思っていたそうです。
でも、まさか可愛い愛犬が糖尿病かもしれない・・・なんて想像もしなかったといいます。
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犬の糖尿病の症状とは
では犬の糖尿病はどんな症状なのでしょうか?主な症状は次のとおりです。
- 水をたくさん飲む
- おしっこが大量にでる
- 良く寝ている
- 食欲はあるのに痩せてきた
- 毛の艶が悪くなってきた
などが挙げられます。
わたしの経験では、糖尿病を発症して白内障になったワンちゃんもいたので、もし目が白濁してきたらお医者さんに診てもらい、
糖尿病かどうかまで確認すると良いでしょう。
初期症状は加齢に伴う老化現象と見落とされがちですので、是非普段の様子をよく観察して、何かおかしいなと思ったらすぐに
かかりつけの獣医師の診察を受けることをおススメします。
糖尿病にかかりやすい犬種とそうでない犬種
同じ犬なのになんで糖尿病になりやすいワンちゃんと、そうでないワンちゃんがいるのか?
それは犬種によって糖尿病にかかりやすい犬種とそうでない犬種がいるからです。
糖尿病の好発犬種とし、オーストラリアン・テリア、フォックス・テリア、ケアン・テリア、ヨークシャー・テリア、スタンダード・シュナウザー、ミニチュア・シュナウザー、ビション・フリーゼ、スピッツ、ミニチュア・プードル、トイ・プードル、サモエド、サラ・アプソなどがあげられます。(引用元:アイ・ペットクリニック)
ただ、ここに挙げられている犬種でも糖尿病にならないワンちゃんもいますし、mix犬でも糖尿病になるワンちゃんもいますのであくまでも指標としてとらえてください。
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犬の糖尿病の呼吸について
糖尿病になると呼吸が早くなるワンちゃんもいます。
わたしの知っている糖尿病のワンちゃんは、低血糖から震えが来て、倒れてしまう時に呼吸が早くなるのですが、倒れる時以外は普通の呼吸でした。
でも、病院で会ったワンちゃんはずっと早い呼吸のまま。
その子その子の症状よってまちまちなんだな、というのが正直な意見です。
ただ、呼吸が早くなると飼い主としてはとても焦るので、初期の段階の手当てを早くするためにもいつもと違う場合は獣医師に診てもらいましょう。
犬の糖尿病からくる震えについて
実際に低血糖で震えるワンちゃんのお世話をしたことがあるのですが、本当にびっくりします。
こればインスリン治療をしている最中の低血糖が原因で起こります。震える症状のほかに、体が冷たくなった、嘔吐、ぐったりしてきた、けいれんを起す場合は、病院に連れて行きましょう。
「糖化アルブミン測定」でインスリンの過不足を調整できれば、このリスクは軽減されます。
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犬の糖尿病の食事で気を付けること
家族が先天性の糖尿病で介護をしていて、犬も人間も糖尿病になったら気を付ける点は、基本一緒だな、と思いました。
それは食事からの糖質を制限する、ということです。
血糖値が上がりやすい糖質(つまり、ブドウ糖や砂糖)は控えるということ。
当然といえば当然なのですが、中には糖尿病なのに「食パンが大好物!」と言って愛犬に食パンを食べさせ続けていた人もいました。
これは止めた方が賢明です。
他に血糖値を上げるものと言えば白米があります。
色んなサイトに色々な糖尿病の対処食事方法が載っていて迷ってしまうかもしれません。
そんな時は、かかりつけの獣医師に相談してみるとよいでしょう。
そして、頭に入れてもらいたいのはどんな食事をさせたら良いのかわからなくなった時は、まず「病気にとって良くないことを排除してみる」ことをおススメします。
糖尿病で低血糖になって倒れるワンちゃんもいますが、この症状のワンちゃんに糖分を与えることは一般的ですので獣医師の指導のとおりあげてください。
実際に病気になったら獣医師からは「療養食」を勧められると思います。
ドッグフードはどんなのを選べばいい?
まず、裏面に記載されている表示を確認してみてください。
脂肪量やタンパク質量をチェック。脂肪10%以下でタンパク質量20~35%を目安にする。
(※他の病気を併発している場合は必ず獣医師に相談すること。)。
次に、原材料の確認です。添加物、保存料は極力取り入れたくありませんよね。
糖尿病を発症しているワンちゃんには人工物・合成物の入っていないものを選んであげてください。
まとめ
ものすごく食事や運動に気を使っているのに、愛犬が糖尿病になってしまった友人がいます。
彼女はブリーダーから譲ってもらったプードルと暮らしていましたが、最後まで納得がいかない様子でした。
彼女の経験をとおしてわたしは、
「どんなに気をつけていても、糖尿病になるワンちゃんはいる。いざ発症してしまったら、残りの犬生をいかに症状を抑えて、発作を抑えて苦しくなく過ごすか」に注力していくべきだと感じました。
老犬のごはんのお悩みにはコチラの記事が読まれています➡長年犬と生活してきたわたしがこのドッグフードを選んだ理由
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