愛犬がシニアとよばれる世代に入って、急におびえるようになった話をしたいと思います。
今一緒に暮らしている愛犬は、元保護犬(野犬)です。
恐らく、野犬時代に怖い想いをしてきたんじゃないかと思います。うちに来たときは男性が苦手でした。
お外に散歩に行った時も、バイクの音、風の音、男の人などにびっくりして走り出す。
本当にビビりでした。
でも、時間をかけてトレーニングするうちに音に対するおびえ、男性に対する怯えは無くなりました。
こういう症状は元野犬の子に多いのですが、時間をかけてケアをすればおびえなくなります。
今日はシニアになった愛犬がおびえるようになった原因と解決方法をお話したいと思います。
Contents
愛犬がおびえる原因
犬がおびえる原因はワンちゃんそれぞれなのですが、おおむねこの3つなのではないでしょうか。(今まで接したワンちゃんに多かった原因です)
聞きなれない大きな音
これまで生活をしてきた中で大きな音だって聞いているはずなのに、なぜか急に大きな音に反応しておびえるようになったワンちゃんの話はよく聞きます。
恐らく、一人でいた時に聞いてしまってびっくりしてしまったり、リラックスしている時に突然連続して鳴る音(そうです!夏の花火などが当てはまります)がトラウマになってしまったワンちゃんもいます。
ワンちゃんが聞きなれない音にびっくりしてしまうことはよくあります。
寝ている時に触れた時
うちの愛犬の話をしたいと思います。一緒に暮らしていてこれまで寝ている時に触れても全く反応がなかったのに、シニア犬になってから少し様子が変わりました。
寝ている時にお尻に触れた時、急にびっくりして体をぶるっと震わせて、起きるようになりました。
ひどい時はそのまま「ガウッ!!」っと手をがぶりと噛むことも・・・
寝ている状態で噛むので甘噛みなんかじゃなくて、結構本気噛みです。
これは年をとったせいで、反応が鈍くなったとも考えられますが、なにか不安がある場合もあるかもしれません。
わたしが思い当たることは、これまで毎日お留守番をする時間があったのに、コロナ禍で家に誰かが必ずいるため、愛犬がひとりきりでリラックスする時間が減ったからではないかと考えています。
不安分離症という言葉もありますが、犬だって性格があります。
「ひとりでゆっくりしたいんだよ・・・」というワンちゃんだっているのです。
我が家の愛犬は、どうしてもひとりになりたいときはお風呂場の前(ライトを点けていないので暗くて狭い)で丸まって寝ています。
コロナの影響はこんなところにも出るんだな、と改めて思わされた出来事でした。
何か事件が起きた
何か事件が起きた・・・というのは、犬目線での話です。
つまり、飼い主さんにとって思い当たるふしが無くても愛犬にとって事件であることは往々にしてあります。
これも以前体験したことなのですが、散歩中に行こうとエレベーターに乗った時に別な階から同じマンションに住む大きな男性(アメリカ人で180cm以上ある)が笑いながら乗ってきました。
そして会釈をしたあと、愛犬に手を差し伸べました。
その方は愛犬家でしたので、絶対に好意を持っていることを知っていたのですが、ワンコはそんなことを知る由もなく・・・
きっとびっくりしたんでしょうね。
それ以降、男の人とエレベーターを非常に怖がるようになりました。
我が家の愛犬は元々男の人が苦手でした。そしてそれを克服したのですが、やはり予期せぬ出来事(=愛犬にとっては事件)が起こるとそれがトラウマになります。
おびえを取り去るには
おびえを取り去るにはたった一つの方法しかありません。
それは何かというと「時間をかけてケアをする」ことです。
「えー!もっと具体的な対策を教えてよ」という声も聞こえて来そうですが、こればかりは機械ではない心をもった生身(なまみ)の生き物なのでケアしてくしかありません。
ですが、圧倒的に効果が高い方法があります。
それがマッサージです。
愛犬のことをそぅっと撫でるだけでも、目がトローンとなって気持ちよさそうですよね。
ワンちゃんは心を許した飼い主さんに撫でられることが本当に気持ちがいいものです。(実際、そのお顔が気持ちを代弁しています!)
是非マッサージをしてあげてください。
やり方はYouTubeにも上がっていますし、撫でてあげるだけでも十分なマッサージになります。
ですが、わたしは専門家が教えてくれるマッサージをお勧めします。
わたしが実際に愛犬にしてあげているマッサージはこちらの方法です。
以前一緒に暮らしていた老犬へのケアとして取り入れたのですが、若いワンちゃんにもこのマッサージを取り入れ始めて本当に変わりました。(愛犬もわたしも)
DVDなので何度でも繰り返しみて実際に試すことが出来るし、YouTubeでは出てこない知識も勉強できます。
触れることの重要性
震災を経験したワンちゃんを診察した獣医師さんが言っていたそうです。
「多くの飼い主さんは、大丈夫、大丈夫と声をかけます。もちろんそれも大事なのですが、それよりも大事なのはワンちゃんにふれてあげることなんです」
そうなんです。
ふれてあげることが本当に大事なんです。
それも、頭をなでなでしてあげるよりも、全身を撫でてあげること、全身を撫でてあげるよりもいいのは全身をマッサージしてあげること。
その方がワンちゃんの心を癒してあげることが出来るんです。
余談・・・以前暮らしていた老犬の話
年老いてお薬を飲む生活が長くなり、「少しでも免疫をあげてあげよう」と思って調べた時に偶然出会ったこのマッサージ方法。
免疫って大事なんですよね。
間にとっても免疫が大事ってよく言うじゃないですか。
特にコロナになって「免疫をあげましょう」ってどのお医者さんも言っているし、免疫力がアップすれば病気にもかかるリスクが減ります。
人間も犬も同じなんですよね。
つまり、免疫が本当に大事。生命を左右することもあります。
余談ですが、人間でガンにかかって亡くなるのではない。ガンの治療中、免疫力が落ちて肺炎になったりその他合併症を併発して亡くなる、という話を聞いたことはありませんか?
それくらい免疫力って大事なんです。
最近では低体温のワンちゃんも増えていると聞きます。
ではなぜ低体温になるワンちゃんがいるのかというと、「代謝が悪い」ことが原因なんです。
昔のワンちゃんは平熱時の平均体温が38度~39度だったのですが、今は平熱の平均が37.5度まで下がってきています。
人間でも、体温が1度下がると体の免疫力は30%低下すると言われています。
動物も同じように体温が下がると免疫力が下がります。
結果、病気にかかりやすい状態になります。
「免疫マッサージ」を行うと、マッサージしているそばからワンちゃんの体がポカポカと温かくなってきます。これは血行が良くなっている証拠で、体温が上がっている状態なんです。
まとめ
人間もそうですが、愛犬にとってもやはりトラウマを癒すには人の温もりが大事なんですよね。
手当という言葉どおり、ひとは「手」を「当てて」患部を癒すことが出来ます。
言葉で伝わらない何か不思議な力がこの手当にはあるんじゃないかなと、思います。
愛犬が何かにおびえている姿は本当に可愛そうで、すぐにでも癒してあげたいはずです。
ぜひ正しい方法で愛犬に触れてトラウマを取ってあげてください。
正しいマッサージ方法はコチラでご紹介しています。
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