老犬 生活

老犬が散歩に行きたがる!徘徊を夜中させないために・・・

老犬が散歩に行きたがるなんて、とっても良いことですよね。

きっと飼い主さんの深い愛情のもと、お散歩が楽しくて仕方ないんじゃないでしょうか?

 

それに、継続的に運動をしていると、足腰を鍛えることにもなるため、無理をしない範囲での散歩はおススメです。

老犬だから家の中に居ましょう、なんてもったいないことを言わないで、さぁ、今日もお散歩に出かけましょう!

散歩のススメ、徘徊を夜中にさせないためにも

愛犬も歳をとり、老犬の域になってくるとワンちゃんによっては「認知症」と呼ばれる症状が出始める子もいます。

この「認知症」ですが、夜泣き、夜中の徘徊、といった問題行動を起こすこともあります。

 

夜中の徘徊について、日中十分に散歩をさせることで多少軽減されることがあるのです。

老犬が散歩に行きたがる、コレをするとより良い散歩になるかも!

老犬が散歩に行きたがる時に注意すべきポイントを載せておきます。

日中暑かった場合、アスファルトが冷え始める夕方からにすること

犬の高さは人間よりも、だいぶアスファルトに近い。ダックス君やチワワちゃんなど、小型犬であれば地表から20cm程しか離れていません。日中、お日様に照られさて熱を保ったアスファルトは真夏であれば60度を超えると言われています。

 

そんな中、歩いたら人間だってくたびれるのに、老犬のワンちゃんであればなおさら。

お散歩は日中を避けて、夕方涼しくなってからにしましょう。

こまめに水分補給を摂ること

ワンちゃんは歩くことに一生懸命です。飼い主さんが途中、途中休憩をはさんで水分補給をしてあげて下さい。

散歩コースを変えてみる

認知症になった犬は、残念ながらもとの健康な脳に戻すことは現在の医療では出来ません。

ですが、散歩=体をうごかす、というこの行為は脳を効率的に活性化する働きがあるのです。体を動かすとき、脳の指令を受けて体の末端が動くのですが、散歩中に見たり、聞いたり、嗅いだりする五感を使うことで、今度は脳へ情報が伝達されます。

 

この相互の刺激が脳を活性化することにつながるのです。

 

散歩コースを変えることで、新しい景色、新しい出会い、新しい匂い・・・脳を活性化する刺激が盛だくさん!

時間を作って、是非新しい散歩コースを開拓してみてはいかがでしょうか?

足腰の弱い老犬のワンちゃんには、専門の介護用ハーネスを使って

約8割のワンちゃんが老化に伴う現象として、後ろ足から弱ってきているそうです。

また、加齢により「変形性脊椎症」を起こすワンちゃんも少なくありません。

 

この変形性脊椎症というのは、背骨の骨が変形する病気。

 

背骨という骨は小さいブロックのような骨が一個ずつ連なって出来ています。骨間に出来るブリッジ形成という変化や、骨の端のところがとがったように変形する変化がおこり、変形した部分が神経に触り激痛が走る。時には排尿を失敗したりするようなこともあります。

こうなると、歩くたびに痛みを伴うため、介護用のハーネスを使用しサポートしてあげることで、散歩より快適でスムーズになります。

散歩と夜中の徘徊現象の関連性とは

散歩をする、ということは運動もしますし、朝の散歩の場合には朝日を浴びることになります。

この、朝日を浴びる、という行為が非常に良い行動であることは以前お話していたとおり。★以前の記事★

 

老犬は、成犬に比べて寝ている時間が多い。昼寝をしすぎると昼夜逆転現象がおこり、生活のリズムが崩れてしまいます。

老犬が寝ないで、夜活動し徘徊すると飼い主の生活にも支障が出ることもあります。日光浴はホルモンバランスを保つためにも非常に効果的なんです。

 

目の中に朝日である太陽の光を感じると脳内のセロトニン(ホルモンの分泌)の分泌が活発になり、次のような改善が行われる。

・体内時計の改善

・精神的に落ち着く

・自律神経にも良い効果が

 

セロトニンが分泌されると、睡眠ホルモンのメラトニンが生成されます。このメラトニン、実は、睡眠と大きなつながりがあるんです。

お日様の光を浴び、その光を感じることで、ワンちゃんとあなたの五感が刺激されます。

 

さらに、太陽の光を浴びる(=紫外線を浴びる)ことは皮膚病予防に繋がる。紫外線には殺菌効果があることは、ご存知ですね?

適度に日光を浴びることで雑菌やカビ菌から皮膚を守る作用もあるんです。

 

だから、朝日を浴びながらの散歩は日中の寝すぎ防止につながり、夜のスムーズな睡眠導入の役割を果たしているんですね!

散歩、最高!

まとめ

老犬と一緒に散歩が出来るなんて、なんて幸せな時間の過ごし方なんでしょうか。

朝日を浴びたり、風の匂いを感じたりしながらゆっくり歩いていく。

 

こんな有意義なお散歩は、犬と一緒じゃないと出来ません。以前、愛犬が虹の橋を渡った後、思い出をめぐりながら一人でいつもの散歩道を歩いたことがあるのですが、何か違う。

 

クンクン臭いを嗅いだり、何か発見して立ち止まったり、この間合い、というか独特の時間の流れは、犬と一緒にいないと作りだせないことに気が付きました。

老犬のワンちゃんがお散歩に行きたがるなら、気持ちに制限なんてかけずに行ってらっしゃい!

認知症・シニア犬のためのドッグフードについてはこちらの記事をご覧ください→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。