老犬 生活

老犬が介護状態で寝たきりに。寝たきりになった場合余命はどれくらいあるか?

この世に絶対ということばがあるならば、命あるもの必ず一度は亡くなるということ。心のどこかでは「その時」を覚悟しているけれど、いざその時のことを考えると、その場から逃げ出したくなる。

 

だって愛犬との別れを認めたくないから。

 

老犬の介護は思ったよりも大変で、辛そうな表情の愛犬をみることも辛い。それでも、一緒にいられることなら、もう少しだけ長く居たい。飼い主のエゴなのかもしれませんが・・・

 

ただ、やみくもに時が流れるのに身を任せていては、ちゃんと納得がいくお別れが出来ずに後悔してしまいます。多少、心の痛みを伴いますが、「その時」のことを考えておくこと必要かもしれません。

老犬が寝たきりになると余命は近いのか

老犬が寝たきりになると、もはや寿命が近いのかと思いがちですが、寝たきりから1年以上も頑張ったワンちゃんを知っています。

 

そのワンちゃんの状態にもよりますが、介護の仕方では、余命が延びることもあるのです。

寝たきりになり、動きが止まる(ゆっくりとした動きになる)

老犬になると、後ろ足が弱り始めると徐々に歩くことが出来なくなってくるワンちゃんもいます。

 

老化がもたらす関節痛のために、動くことに苦痛を覚えて、そのうち歩かなくなることも。そうしてやがて寝たきり状態になります。

 

寝たきりになると飼い主の方の解釈として「もう、歳だから動くのが億劫なのね。」と思いがち。それも正しい解釈ではありますが、もしかすると愛犬は痛みを隠すために寝る、という方法をとっているのかもしれません。

 

愛犬は弱った姿、苦しんでいる姿を飼い主に見せたくないため、必死で隠しているのかもしれません。

 

お散歩が大好き、外に出かけることが大好きだったのに急に出かけたがらなくなった場合、もしかしたら老化によりどこか痛いのかもしれません。痛みで苦しむ前に、「あれ?」と思ったらすぐ、獣医師に診せることがポイント。

食欲がなくなる

本来、犬という生き物は食べる行為が好き。目の前に食べ物があったらペロリと平らげていたのに、近頃なんだかごはんを残すようになった。または、食べなくなった場合。

 

介助してあげると、食べるようでしたらまだ大丈夫ですが、介助してあげても、食べなくなり、水さえも受け付けなくなったら注意が必要です。

 

食べなくなることで、徐々に内臓の残留物を減らしている可能性があります。

 

最期は内臓に何も残さないようにする。誰も教えていないけれど生き物の自然の摂理なのかもしれません。

認知症になり不可解な行動をする

今まで無駄吠えなどしなかった、まして、夜鳴きなんて全くすることがなかったのに、要求鳴きでもなく吠えるようになったら、認知症を疑うこと。

 

すぐに獣医師に相談した方がいいでしょう。

 

老犬が吠えると、なぜ吠えているのか分からずに気を揉むことがストレスになります。

 

また、ご近所に吠える声が響いていないかとても気苦労が絶えません。

 

そして悪いことに、犬もイライラして凶暴になるワンちゃんもいる。

 

犬のストレスの原因は、飼い主のストレス。愛犬にはすぐに伝染してしまうのです。

 

症状が軽い場合は、サプリメントで無駄吠えが無くなった症例もあります。

 

そして、認知症の場合でも、少しでも愛犬が穏やかに過ごせるように環境を整えてあげて下さい。

 

 

ちなみに、Amazonで探したら、1,400円でした。

 

老犬の認知症についての話はコチラ→老犬の施回運動、くるくる回る意味。可愛いけど認知症かも。

穴を掘る、姿を隠す

猫は死期が近づくと、家から出ていくと聞いたことがあります。実際に九州の田舎にすむ義母は愛猫が亡くなる姿を一度も見たことがないと言っていました。

 

犬も同じです。猫と比べて自由度が無いために自分の最期の場所に行かないだけで、実は犬だって弱っていく姿を飼い主にみせたくないんです。

 

弱って、よろよろになりながらも家の中で姿を隠そうとしたり、穴を掘るなどの行動がみられたら、もしかしたら「その時」が近いサインかもしれません。

下痢と嘔吐を繰り返す

老犬になると、内臓機能も低下してきます。体力の衰え程度から、やがてだんだん内臓機能が低下し、そのうち動かなくなる。

 

消化器官が機能しなくなるということは、下痢・嘔吐につながります。

 

先ほどの「食欲がなくなる」に通じることですが、最期は内臓の中になにも残さないでおく、という自然の摂理なのかもしれません。

まとめ

愛犬が自分を成長させてくれた、無償の愛を教えてくれた、と感じる方も少なくないかと思います。

 

犬という生き物はなんて健気な動物なのでしょうか。最期くらい甘えてくれていいのに、弱った姿を見せたくないから姿を隠す・・・なんて。

 

出来ることなら、苦しまずに、痛みからも解放されて安らかに眠りについてもらいたい。そのためにわたしたち飼い主は、準備することがある。

 

環境を整えるそして、わたしたち自身の「心を整える」ことも重要かもしれません。

 

愛犬はあなたが笑っていて、朗らかでいてもらいたい。自分のせいで、悲しい思いをしているなんて知ったら、それこそ安らかに眠れないでしょう。

 

目も見え無くなって、歩けなくなっても、最後まで聴力は残っているといわれています。

 

最期まであなたの優しい声で名前を呼び続けてあげて下さい。

 

老犬の最期についてこちらの記事も読まれています→老犬が食べない・・・余命のことを少し話そうとおもう。水しか飲まない時にしてあげられること

シニア犬のフードについてはこちらの記事を参考に→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

 

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ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。