犬の糖尿病、初期症状と治療にかかる費用について。気を付けるべきこととは?

犬も糖尿病になることがあるって、知っていましたか?

人間の糖尿病は、最も一般的な糖尿病は、2型糖尿病と呼ばれ、糖尿病患者の10人に9人以上はこのタイプです。

 

糖尿病になる要因はさまざまで、食生活などの環境因子と遺伝の組み合わせで起こると言われている。これは犬も一緒。

肥満=糖尿病と考えがちですが、砂糖などの甘いものの取り過ぎといったことだけが原因ではないのです。

 

では、犬の場合どんな犬がかかりやすく、その症状はどのようなものなのでしょうか?

糖尿病の初期症状とは?

糖尿病の初期症状には、人間の糖尿病初期症状と同様で、はっきりとした自覚症状がありません。

なので、糖尿病を発症していても気づかずに過ごし、具合が悪く病院に行ったら病気が進行していた、ということがほとんど。

 

実は、わたしの義理母も車を運転中に物が二重に見える、ということで眼科を受信しました。そこで診断されたのが「白内障」。

しかし、年を取った老化現象で「白内障」になったのではなく、糖尿病の合併症で「白内障」を発病していたのです。

 

犬の場合も全く同様で、目が白濁したので眼科を初めて受診してた。その時に「糖尿病」が発覚するというケースが多いそうです。

しかし、良く注意してみると、初期に全く症状がないわけではありません。

 

人の糖尿病の症状でも、「多飲・多尿・体重減少」と、呼ばれる”3大症状”というものがあります。

これも全く同じで、犬の糖尿病の場合も同様の症状がみられるのです。

 

多尿・・・

糖尿病とは、インスリンが正常に分泌されない為に、血液中に増えた糖を臓器に取り込むことができず、高血糖が持続している状態です。

多尿腎臓は、血液中に浮遊している増えすぎた糖を尿として体外に排泄しようとするため、多尿という症状が表れます。

 

多飲・・・

この時の尿を調べると、糖がたくさん排泄されていることがわかります(尿糖)。

また、高血糖になった血液は浸透圧が高くなり(濃度が濃い)、体はそれを薄めて補正しようと水分を取り込みます。このメカニズムによって、血糖が高くなると常に水分を必要として喉の渇きを強く感じ、多飲という症状が現れます。そして、多飲により尿の回数はさらに増えるという悪循環に陥ります。

ちなみに、犬の飲水量の目安は、体重1kgあたり50ml~60ml/1日と覚えておくと便利です。(季節、食事内容にもよる)

 

体重減少・・・

糖尿病の病状が進行すると、どんどん痩せていきます。糖尿病は、血液中に糖がたくさん存在しているにも関わらず、インスリンの働きがないので、それをエネルギー源に変換して、必要としている細胞に届けるということができない。

 

それぞれの細胞が正常に機能するためには、エネルギー源が必要です。

 

それで、糖の代わりに、体を構成している脂肪やタンパク質を分解して利用するようになる。このメカニズムが体重減少という症状を引き起こす。

 

糖尿病の治療とその注意点

糖尿病の治療ですが、犬は一般的にはⅠ型(インスリン依存型)であり、体内でのインスリン分泌が期待できないため、インスリン療法が必須である、インスリンを注射で補う治療になる。

 

このインスリン注射を行うと、月あたりの費用は2~3万円程度。

 

インスリン療法は、医療機関で指導を受けて自宅で飼い主さんが注射を施行することになります。

ここで気を付けないといけないのが、インスリン注射の際に低血糖症状のチェックをするということ。

 

インスリンを強制的に体外から補充することになりますので、時に食事で入ってくる糖と比較してインスリン量が過剰になる可能性もあります。インスリン注射の直後、血中の糖の濃度が下がりすぎて低血糖症状を引き起こし、重度になると痙攣や意識障害、昏睡、失明などが生じることがある。

 

インスリン療法を行っている時は、血糖値の変動に注意し、高血糖症状と共に低血糖症状のチェックを必ずする。

低血糖の初期症状では、震えや生あくび、嘔吐、元気がなくなる、ボーっとするなどがあります。

 

特に、震えなど顕著に表れやすいですので、注射後は注意してチェックして下さい。

そして、震えなどの低血糖症状が認められる場合は、糖分を含むものを舐めさせるなどの応急処置をして必ず医療機関を受診して下さい。

 

低血糖の時は、すぐに対応ができるように、ぶどう糖液などを準備しておくと良いでしょう。

糖尿病は、血糖値をいかに良好に保てるかということが、合併症予防の重要な条件になります。

まとめ

犬の糖尿病は初期症状が分からないので、見つかった時はかなり進行してきた、という状況になってしまいます。さらに、インシュリン注射の後に痙攣して生死をさまようワンちゃんを身近でみてきましたので、インシュリン注射による治療が始まれば、本当に目が離せません。

 

糖尿病にならないことが一番なのですが、なりたくてなる病気なんてありません。

治療が始まったらより一層、寄り添ってあげる気持ちが大事になります。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。