しつけ

犬が飼い主を噛む理由とは?本気噛みに対処する方法

一緒に暮らしている犬に噛まれることほど、ショックなことはありません。

 

そのショックさは、「飼い犬に手を噛まれる」などと、ことわざにもなっているほど。

 

しつけがなっていないから噛むのでしょうか?いいえ、しつけだけの問題ではなさそうです。

 

今日は、なぜ犬が飼い主を噛むのか、噛んでしまう心理を解き明かしましょう。

高齢だけどとっても、とっても元気なワンちゃんの秘密→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

犬が飼い主を噛む理由

犬が飼い主を噛むとき、むやみやたらに噛んでいるわけではありません。

 

そもそも、犬というのは噛む生き物。犬の兄弟同士がじゃれあっている姿、口で噛み合っていますよね?見たことがある方も多いのではないでしょうか?

 

犬は本来、産まれてから大人になるまでの間、兄弟犬との遊びを通して「噛むこと」を覚え、その力加減を学んでいきます。

 

しかし、生後まもなく、親犬や兄弟犬から離されてしまうことが多い現代は、この噛む行為でのコミュニケーションをとったことがないため、力加減を学ばないまま大きくなる。

 

しかし、犬本来の本能である「噛む」という欲求、本能は残っているんです。ですから、力加減が出来ないまま噛んでしまうことを、まずは理解しましょう。

警戒心、恐怖心を抱くために噛む

犬が人を噛んでしまう、という行為には、必ず理由があります。

 

犬は基本臆病な生き物です。噛み付く行為の多くのは「警戒心や恐怖心」から、という理由です。決して「飼い主を下に見ているから」ということではありません。

 

例えば、いたずらをしたときに「こら、だめでしょう!」と感情的に叩かれた。

 

吠えていたら、棒で殴られた。過去に、このような酷い体験をした犬は、飼い主に恐怖心を持つことが多い。

 

さみしさから噛んでしまう

飼い主とのスキンシップが少ない犬が噛む行動をする場合は、寂しさやかまって欲しいという気持ちの表れであることがあります。

 

特にひとりでいる時間が長い、留守番の多い犬の場合は気をつけてあげましょう。

 

時間が許す限り犬との時間を作って、信頼関係を築いていき、「あなたを愛しているよ」と愛情を注いであげることで解決する場合もあります。

要求噛みの場合

犬は賢い動物です。

 

犬が幼いころ、噛みついた後に自分の要求がかなった経験がある場合は、「噛む=要求が通る」とインプットされて、噛んでしまう犬もいるのも事実。

 

この場合は、噛んでも要求は叶わないことをわからせてあげて、噛まないようにする為にしつけが必要となります。

 

犬に噛まれた時は派手に騒がず、冷静に叱ってその後は構わない、など犬が「あれ、どうしたのかな」と思う行動をとってください。

飼い主は決して叩いてはいけない

噛むことを抑制するしつけ方に「叩く」という方法をとる方がいます。これはNGです。絶対に叩いてはいけません。

 

具体的には、言って聞かせる、といった「噛んではいけない」ことを教えると、叩かずに犬の行動を変えることができます。

 

噛んでしまったとき、おやつで別のことに気をとらせる、という方法もありますが、わたしはあまりお勧めしたくありません。

 

なぜなら、「おやつ」はご褒美の時にも使う手段なので、ご褒美としてはいけないこと、を同列にしてはいけないと思うのです。

 

もう一つ、「大きな声で叱る」という行為もいけません。なぜ、大きな声で叱る行為はだめかと言いますと、大きな声で叱ってしまうと、犬はもともと臆病な性格です。

 

だから、心を閉ざし、警戒心や恐怖心を抱かせてしまう可能性があるからです。愛犬が常におびえている状態では、私たち飼い主と犬との良好な関係は育めません。

中・大型犬の場合の対処方法

中型、大型犬の顎の力、ご存知ですか?

もし、この子たちが本気で噛んだら、人間なんてひとたまりもありません。

ジャーマンシェパードは200kgあります。 つまり、中身の入った20kgの石油缶を、1匹で10個を咥えて持ち上げられると言う事になります。『 恐るべし犬の噛む力』と言いたいですね。 犬が本気で噛んだら、人間の指など間違いなく粉砕骨折するか噛み千切られるかのどちらかでしょう。

これだけの威力があるんです。

だから、中・大型犬の飼い主の皆様は、きちっと噛み癖だけはとらなくてはいけません。

 

中型犬以上のサイズの犬の場合は、よく言われている方法が、手を噛まれたときにそのまま犬の口の中に手を突っ込んで「オエッ」となるくらいの経験をさせることで、噛むと嫌なことが起こると学習させることができます。

まとめ

噛まれると一瞬何が起きたか考えられず、反射的に大きな声を出して「痛い!」等と大声でをだしてはいけません。

 

飼い主が大きな行動と共に叱る場合、リアクションもしていると思うんです。そうなると、犬の心理としては「かまってもらえた」と、勘違いします。

 

ここでポイントなのは、冷静に低い声で「いけない!」や「ダメ!」と短い言葉で伝え、それ以上大きなリアクションはとらないようにしましょう。

 

一度噛まれた飼い主さんは、その痛さと恐怖でひるんで、次噛まれたら・・・という恐怖でが先立つかたもいるかもしれません。

 

しかし、ひるまず、人間を噛んではいけない、ときっちり教えることが大変重要です。

 

もしも、自分ひとりで何ともならない場合、しつけ教室やドッグトレーナーさんを頼ってみましょう。

老犬についてこちらの記事も読まれています→老犬が食べない・・・余命のことを少し話そうとおもう。水しか飲まない時にしてあげられること

 

あ、そうだコレだ!愛犬にもっともっと元気でいて欲しいから→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

ブログランキングに参加しています。ポチっ🐾として下さったら励みになります!


犬の介護ランキング

にほんブログ村 犬ブログ 犬 介護へ
にほんブログ村

このエントリーを Google ブックマーク に追加
Pocket

ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。