ストレス・・・ストレスっていったい何なんでしょう?
ストレスとは、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態。医学や心理学の領域では、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。
(こころの耳から引用。)
可愛い愛犬のお世話だから、以前は全くストレスなんて感じていなかったのに、老犬になり認知症とおぼわしき老化現象がみられてくると、例えば徘徊がはじまったり、夜鳴きで夜おこされて睡眠不足・・・となりそれがストレスになる。
あなたは現在、そうなっていませんでしょうか。
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老犬の介護が原因のストレスとは?
老犬の介護といっても、その介護の状況はさまざま。よって、老犬の介護が原因となるストレスも様々なのです。
身体的ストレス
大型犬を介護している場合、これは確実に体にきます。30kgをゆうに超える体重の愛犬が寝たきりになった場合、床ずれにならないように身体の位置を変えたり、身体を洗ってあげるだけで重労働。
こういった介護をされる方は、肩こり、腰の痛み、膝の痛みが出る場合が多い。
1980年代では犬の平均年齢は8歳ともいわれていましたが、今や20歳近くまで生きる長生きなワンちゃんもいます。
これでは「老老介護」ということになる可能性も高い。だからこそ、犬を飼うと決めた時はこの辺も踏まえなくてはいけません。
精神的ストレス
「この愛犬のわがままは、認知症によるものなんだ」と分かっていても叱ってしまったり、何回も粗相する行為を憂いたり。そして、叱った後で襲ってくる自責の念。
これも大きなストレスですよね。
「また今夜も眠れないのかな」と夜鳴きが始まった愛犬を憂うのもストレス。
「あんたは昼間寝てればいいけど、わたしは昼間も眠れない、夜も寝かせてもらえない!もう、なんなの?!」と、叫んだと友人から聞いた時はびっくりしました!
いや、本当にその言葉の通りの気持ちだと思います。特に仕事をしながら、介護をされている方。
昼間の仕事でミスをするわけにはいかない。仕事でも緊張し、家に帰れば老犬の散歩・マッサージ・食事の介助などの介護、その上に夜鳴きの相手。
こんなストレスフルな状況では、飼い主さんが倒れてしまいます。
老犬の介護ストレスを上手に発散する方法
人間の介護でもそうですけど、介護は決して一人で抱えてはいけません。
昨年祖母を、病院、介護施設、そして親戚も含め家族全員で介護しました。
その時主治医から言われた言葉は「自分一人でしないこと。不安があれば何だっていいです。些細なことでも我々に言ってください。病院や介護施設を上手に使ってください。」と。
これは、人間の介護だけでなく犬の介護にも当てはまります。
整骨院を利用する
肩こり、腰の痛み、膝の痛みがでたら、是非、保険が使える整骨院に行ってみてください。
電気治療の他、とても丁寧にマッサージをしてもらって、正味だいたい1時間。その時間、貴重な睡眠時間に充てていました。
マッサージのベッドに横になった瞬間から、もう気絶するかのように寝落ち・・・
マッサージはとても気持ちがよくて、終わったことに気づかないこともあります。疲れているんですね。
しかも、これだけしてもらっても数百円、ということ。これ、本当にありがたいです。
シップを貼って寝る
これも非常に気持ちがいい。わざわざ薬局で買わないで、整骨院に行ったときに「シップも下さい。」というと、ちゃんと処方してくれます。
あと、薬局で買うなら「ロイヒつぼ膏」。
これは温めるタイプのシップなので慣れるまでは1枚貼って様子をみて下さい。慣れないうちは、熱くて痛いほど。
でも、慣れてくるとこれを貼って寝ないと落ち着かなくなります。
老犬のデイケア施設・介護ホームを利用する
老犬のデイケア施設があることはご存知ですか?
施設の職員さんは介護士さんやトリマーの方、など、老犬のお世話に慣れた方がいらっしゃいます。
大型犬を洗うことも、自宅だったら重労働。施設によって色々なサービスを受けられますが、身体をあらってくれたり、床ずれんのケア、散歩、食事の介助、ほか様々な内容が含まれる老犬のデイケア。
週末だけ、または週に3回、などと回数も設定できますので、ぜひお近くの老犬デイケア施設を探してみて下さい。
そして、老犬デイケア・介護ホーム積極的に利用する。「介護は決して一人でしてはいけません。」
SNSで老犬介護の仲間とつながる
同じ悩みを持つもの同士、愚痴を言いあったり、励ましあうことは非常に有益です。
介護・・・これは実際に介護してみた人でないと分からない悩みがある。だからこそ同じ悩みを持つ仲間を見つけて下さい。
決してあなたは一人じゃない、ということに気がつけます。
まとめ
老犬の介護、それは想像していた以上に大変なこと。あんなに可愛かった愛犬を、時には憎んでしまう場面も出てくるかもしれません。
でも、そんな時は自分を責めない。
愛犬を叱って、自分を責めたくなる・・・そうなる前に、自分一人で介護をしない、ということを約束してください。
頼れるものは全て頼る。そして、ちゃんと自分のケアもする。
老犬介護を笑顔で乗り越えていきましょう!
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シニア犬のフードについてはこちらの記事を参考に→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて
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