老犬 生活

老犬介護で疲れたあなたへ。介護疲れでノイローゼにならないようにする方法

犬の寿命は1980年代と比べると格段に長くなっています。

 

犬種(小型犬、中型犬、大型犬)によっても様々なのですが、約12~15歳くらいが平均です。

 

以前の寿命と比べると、だいぶ伸びてきていることが分かります。愛犬と長く一緒に暮らせる、それはとても喜ばしいことですが、長生きをすると老化に伴い、あなたの愛犬の身体にも変化が訪れます。

 

だいたい7歳になるとシニア期と呼ばれ、老化が始まります。目が見えなくなったり、足腰が弱まり歩けなくなったり、トイレでの粗相問題が発生します。

 

体重が重い大型犬になると30kgを超える場合もあり、飼い主さんが足、腰を痛めてしまうこともあります。

 

老化に伴い病気にもかかりやすくなります。そうすると、病院に行く費用もかかってしまうのが現実。

老犬介護にはやみくもに立ち向かわない!ノウハウを知ること

愛犬が年老いて介護が必要になった時、まず大事になるのが「先を見越す」ことです。

 

たとえば、目が白濁してきてだんだん見えにくくなったとしても、そこで老化はそこで終わりではありません。

 

もしかしたら、次は足腰が弱くなって歩くことが出来なくなるかも、次は食事に介助が必要になるかも・・・先を見越して準備をしておくことが肝心です。ただし、準備といっても何も先に介護用品を買っておく、ということではありません。

 

情報を収集し、先々どのようなことが起こるかを知っておくだけでも十分。

 

そうすると、アンテナが立つため必要な時期になったら、必要な情報が集まりやすくなるのです。

トイレの失敗について

トイレ問題は、必ずといっていいほど出てくるでしょう。外でしか排便を行わないワンちゃんもいずれは室内でさせる時が来ます。

 

元々室内でトイレが出来ていて、トイレの場所を覚えているワンちゃんでも、目が見えなくなってトイレ以外で用を足してしまったり、トイレに行きついてもちゃんとトイレ内に収まらなかったり・・・

 

そんな時「なんでちゃんと出来ないの!」と叱るのはナンセンス。老犬の失敗はしょうがない、と割り切ること。

 

トイレを外してしまったら、拭けばいいだけの話。トイレの近くにトイレットペーパーと除菌スプレーを置いておくだけでずいぶん心が楽になります。

 

トイレを粗相した時は、消臭と同時に除菌もしてくれるスプレーがお勧めです。犬のオシッコなどの消臭・除菌に対して、人間用のものを使用してはいけません。絶対にやめましょう。

 

この消臭・除菌スプレーは100%安全で、もし仮にワンちゃんが舐めたとしても大丈夫!

食欲不振

愛犬が進んでご飯を食べなくなったのは、もしかしたら給餌位置があっていないのかも。

 

若い頃は難なく食べることが出来たのに、首を下げたままの姿勢だと食べにくいのかもしれません。

 

容器を台に載せるなど、高さを工夫してみると食欲が戻ってきたワンちゃんもいます。

無駄吠え、夜鳴きについて

今まで無駄吠えなどしたことが無かった愛犬でも、無駄吠えをするようになり、夜鳴きが始まる場合があります。これは認知症の仕業です。

 

犬によっては、サプリメントでピタッと収まったパターンも見てきましたので「あれ?おかしいな」と感じたら、すぐに獣医師に相談を。的確にアドバイスしてくれます。

 

また、あまりにも夜鳴きが酷く、介護している自分自身も眠れなくてつらい場合は「睡眠安定剤の導入」も取り入れるべきだと思います。

 

ちゃんと獣医師に相談し、病院で処方されるわけですから少しも悪いことではありません。

 

むしろ、あなたが眠れないストレスを抱えたまま、日常生活と介護を行う方が健康に悪い状態といえます。

シャンプーについて

老犬になると、若い頃にはなかった臭いを感じる方も少なくありません。

 

臭いの原因は、「ノネナール」と呼ばれる物質が原因。毛穴の皮脂腺内の物質が酸化・分解されると派生します。成犬のときもノネナールは分泌されているのですが、シニア期と呼ばれる7歳を超えたころからノネナールが急増します。

 

このことで、老犬独特の加齢臭がおこるのです。ただ、老犬になると体力も落ちていますので普段はブラッシングを小まめに行います。

 

1ヶ月に1回はシャンプーでさっぱりさせてあげたいところ。自宅で洗う場合、もし大変だったらプロにお任せすると良いでしょう。

 

トリミングサロンは機材もそろっているし、何よりもトリマーの方は慣れているから手早い。

 

わたしも自宅で時々シャンプーをさせるのですが、洗うことも大変ですが、それ以上に体を乾かすことが本当に大変です。

 

そして終わったころには、抜け毛と水しぶきで大変な状態で疲労困憊。それよりは、プロにお任せした方が、愛犬も楽なのです。

まとめ

老犬の介護は介護する側の体力・気力勝負なところがあります。

 

夜鳴きがあるワンちゃんの介護だったら、夜は一睡も出来ないでしょう。寝たきりの大型犬の介護でしたら、その子を抱きかかえて寝る位置を替えてあげなくてはいけない。(床ずれ防止)

 

介護でもっとも大事なのは、介護する人が倒れないこと。倒れない、というのは実際に疲れてしまって倒れる、という意味ともう一つは、心が折れて、ノイローゼにならない、と意味もあります。

 

寄り添うことは大事。でも、介護を外注する、サプリメントやお薬に頼ることは悪いことではありません。

 

シニア犬のフードについてはこちらの記事を参考に→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

 

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ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。