老犬の痴呆と寿命について。食べないことは余命につながるのか?

老犬の痴呆という言葉が普通に使われるようになりましたが、犬の寿命との関係はあるのでしょうか。

 

1980年代までは犬の平均寿命は7~8歳でした。しかし、現在では医療の発達、室内犬の増加、ドッグフードの改善と普及により、愛犬たちはずいぶん長い気になりました。

 

7歳を超えるとシニア期に入り、15歳を超える、超高齢犬の存在も珍しくありません。

 

愛犬が元気に長生きしてくれると、嬉しいですよね。

 

でも、その反面、痴呆症などの症状が出てくるのも、否めない事実。

 

この痴呆症によりご飯を食べなくなることもります。

 

老犬の痴呆と寿命、そして加齢によりご飯を食べなくなった際の対処法について考えていきたいと思います。

老犬の痴呆症とは?痴呆症になってからの寿命はどれくらい?

老犬になって、痴呆症にかかることは珍しくありません。痴呆症になるとこのような症状が見え始めます。

1.昼夜逆転の生活になる
2.徘徊するようになる
3.同じ場所をくるくる回る
4.夜鳴き、朝鳴き
5.名前を呼んでも反応しなくなった
6.いままで出来ていたコマンドが出来なくなった
7.異常な食欲、水のがぶ飲み
8.トイレの粗相が増えた
9.寝たきりになる

 

このような症状が出ると痴呆症になっている可能性が高いです。

 

痴呆症になっているということは、脳が委縮して変性が進行しているということ。これは知能の他にも精神症状(感情のコントロールが効かなくなる等)、運動能力の低下にもつながります。運動機能が低下すると、寝たきりになりやすい。寝たきりになり、足腰が動かなくなると血液の循環が悪くなります。

 

また、脳全体が委縮すれば、四肢を動かすといった機能まで失われることになります。

 

そうなると、あとはごはんを飲み込む動作が出来なくなったり、心臓・呼吸などの重要な機能にも障害が生じます。

 

食べることが出来ない。水も飲めない。呼吸がうまくできない・・・この症状は、心不全や肺炎などを起こしやすくなる他、生命を維持する活動にも大きく影響を及ぼすため、余命に関わるのです。

進行した痴呆症を改善することは出来るのか?

 

脳が一度委縮してしまうと、今の医学ではもとに戻すことはできません。ですから、痴呆症を発症してしまったら、基本的には治療しても完治させるということが出来ないのです。

 

しかし、医学の力とわたしたちの介護や生活の質の向上で、進行を食い止めることはできます。

 

「あれ?おかしいな。」と気づいたら、早い段階で処置するため、かかりつけの獣医師に診せて下さい。

 

進行してしまった痴呆症も、このような方法で改善されます。

 

1.昼夜逆転の生活になった場合:朝日を浴びること。

規則正しい睡眠には、メラトニンというホルモンが大きく影響している。朝日を浴びることで、体内時計がリセットされる。メラトニンは、朝日を浴びた約15時間後に分泌が増加してくる。朝日を浴びないと、体内時計は毎日少しずつずれていき、夜間適切な時間にあまりメラトニンが分泌されなくなるため、夜眠くならない。つまり、メラトニンは睡眠導入に欠かせないホルモンということ。

 

朝日といっても、直接日光を浴びる他、曇りの日の照度でも体内時計をリセットするには十分なので、必ず朝はカーテンを開けてベランダなどに出てみて下さい。朝日を浴びながら散歩にいけたら、最高ですね。

 

2.同じ場所をくるくる回る:サークルを利用する。

痴呆症を患い、くるくる回る場合、家具などにぶつからないようにサークルを利用すると良いです。くるくる回ることを無理やり止めることは、余計ストレスを生むため精神衛生上好ましくないため、歩きたいだけ歩かせてあげて下さい。

 

そのため、危なくないようにソフトな素材でできているサークルを利用すると良いでしょう。

 

3.夜鳴き、朝鳴き:あまりにも症状がきつくなったら、医療の力を借りることも検討しましょう。

夜鳴き、朝鳴き、甲高い声でずっと、ずっと鳴き続けると、飼い主さん側の精神状況も悪くなってしまいます。また、愛犬も苦しいのではないでしょうか。そんな時は獣医師に相談したうえで、処方された鎮静剤を導入することも良いと思います。

 

よく、「鎮静剤を使いたくない」と仰る方もいますが、鳴き続ける愛犬をどうすることも出来ない苛立ち、もしかしたら近所迷惑になっているのではないか、という心配、何より飼い主さんが夜眠れないということを改善するので、薬は緩和剤として有効です。

 

医学で認められているので全く罪悪感を感じる必要はありません。

 

3.名前を呼んでも反応しなくなった、出来ていたコマンドが出来なくなった:繰り返し、繰り返し、諦めずに名前を呼び続けること。

名前に反応しなくなった・・・現実を受け入れるのにはあまりに辛いことですが、痴呆症ということであれば、仕方ありません。現実を受け入れて、それでも、繰り返し繰り返し、愛情をかけ続けてあげてください。

 

4.異常な食欲:給餌の食器を変えてみる。

食事の時間が認識できず、いつでも欲しがる場合は給餌の食器を変えてみて下さい。時間をかけて食べる仕掛けになっている食器がありますので、少量ずつ食べることができます。この給餌食器はAmazonで検索するとすぐに見つかります。

加齢に伴いごはんを食べなくなったワンちゃんに

愛犬の健康と、食事は密接なつながりがあります。

 

保護犬をお世話していると、中には高齢犬で歯が無くなっておりドライドッグフードを食べることが出来ないワンちゃんもいます。

 

ドライフードをお湯で柔らかくしてあげることも出来るのですが、食も細くなっておりどうしても食べてくれません。

 

そんな時、最後の一手でこの手を使います。

 

歯のないシニア犬でも負担なく食べられる、生食タイプのドッグフード。グレインフリーで、尚且つ老犬に必要な栄養がちゃんと含まれている。

 

しかも、認知症や老犬の様々な症状に良いとされる、「緑イ貝」が配合されています。

 

そのドッグフードは、こちらのチキンをベースに煮込んだウエットタイプのフードです。

 

ドライフードを食べなくなったワンちゃんも、これなら喜んで食べてくれるはずです。このウエットタイプドッグフードが良い点は、なんといっても香りがいい!美味しい匂いがするんです。

 

うちの子の場合、封を開けた瞬間にたとえ寝ていたとしても起きてきます。笑

 

保護されたワンちゃんたちは、次に引き取って下さる家族の負担にならないように、基本的にはドライドッグフードを食べさせていますが、問題を抱えているワンちゃん(歯が無かったり、食事を拒否したり、老犬で食が細かったり)のために、ウエットフードを愛用しているのです。

 

 

(手作りのごはんは素晴らしいのですが、新しい家族である次の飼い主さんの負担になるといけないため、保護されたワンちゃんたちは手作りではなく、ドッグフードにしています。新しい飼い主さんが手作りごはんに変えるのは大歓迎です!)

 

このウエットフードは、手作りのごはんに匹敵するくらいの栄養がありますが、手作りごはんのように、作る手間が要らないため、飼い主さんの負担になりません。

 

わたしたち人間もそうですが、食欲が無くなると一気に元気がなくなります。逆にいうと、食欲が湧けば元気にもなるのです。それ程、食事というのは大事。食が細くなった・・・と思ったら、こちらのフードを食べさせてみて下さい。

 

ちなみに、このフードを最安値で買える方法はないかと検索したところ・・・。

amazonでの検索結果

 

ドライタイプはAmazonで販売しているのですが、残念ながらウェットタイプはAmazonでは販売していませんでた。

 

ウエットタイプは公式サイトでのみ販売しているそうです。

 

愛犬には最期まで、ちゃんとごはんを食べて、心も体も満たされていて欲しいのです。

 

愛犬の癌について、こちらの記事も読まれています➡老犬、癌でした。痛みがあれば緩和ケアを、そして余命について。

まとめ

老犬になり、食事内容や食べる時間帯もまちまちになることもあります。食が細くなるワンちゃんもいます。老犬になり体力が無くなっている中、ごはんを食べないと、エネルギー不足で命を脅かします。食べないワンちゃんを食べさせることほど難しいことはない。

もし、いまのご飯で、あなたの愛犬が今のドッグフードをちっとも食べてくれなかったり、食が細いと感じたら手遅れになる前に、ドッグフードを変えてみて下さい。

 

こちらの記事も参考になります➡老犬が水しか飲まない。食べない、飲まない時飼い主は何をすべきか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。ポチっ🐾として下さったら励みになります!


犬の介護ランキング

にほんブログ村 犬ブログ 犬 介護へ
にほんブログ村

このエントリーを Google ブックマーク に追加
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。