あなたは、愛犬との関係がうまくいっていますか?
まさか「愛犬を捨てたい」と思っている方はいないと思いますが、今日は、少し悲しい現実をお伝えしようかと思います。
わたしの愛犬は元シェルターにいた、保護犬です。中型犬の雑種は、猟犬や老犬と一番先に処分される犬種です。
同じく保健所に収容されても、小型犬は割と早目に引き出されます。マンション規則でも小型犬までは飼えたりするからでしょう。
あなたは捨てられた犬の気持ちを考えたことはありますか?
犬を捨てたくなったら。捨てられた犬の気持ち
犬の気持ちなんて読めないよ、という声も聞こえて来そうですが、実際に犬と暮らしている方なら大体わかりますよね。犬が今どんな気持ちでいて、どんな感情になっているか。
犬には嬉しい、楽しい、という感情以外にも悲しい、辛い、と言った感情もあるのです。
愛犬を捨てる理由。もしかしたら、泣く泣く手放さないといけなくて、最終選択だったのかもしれない。軽い気持ちで飼ってみたけど、吠えるし、ごはんも食べるし犬の毛で家は汚くなるし・・・もう、無理。とあっけなく手放す人もいるかもしれない。
理由やその時の状況は様々かもしれませんが、ワンちゃんが悲しい結末になることだけは間違いありません。
しかし、考えてみて下さい。犬の気持ち。
犬という生き物は、せいぜい12~15年、長くても20年ほどしか生きません。その短い生涯の中で常に追いかけている幸せがあります。
なんだかわかりますか?美味しいご飯を食べること?楽しいおもちゃで遊ぶこと?
いいえ、違います。
犬が最高に幸せな時間、それは大好きな飼い主さんの隣でくつろぐこと。優しい飼い主さんに撫でられながら、名前を呼ばれること、これほど幸せなことはないのです。
愛する飼い主さんに、優しく呼ばれたら、それだけで幸せなのです。
犬の本当の気持ち
犬は一度好きになった人はずっと好きだと言います。
たとえ、冷たくされても、いじわるされても、邪険にされたとしても、一度好きになった人のことを嫌いになることは、無いんだそうです。
捨てられた犬は、もう一度自分のことを好きになってくれるように、飼い主さんの心が自分に戻ってきますように・・・と、ただひたすら自分を捨てた飼い主さんを待ち続ける。
一緒に暮らして、一緒にごはんを食べて、一緒に歩いた飼い主を嫌いになることは、ありません。
「愛犬が子どもを噛んでしまい、傷つけた。これ以上被害がでたら困るから保健所へ・・・」
あなたの愛犬が、飼い主であるあなた(もしくは、あなたの家族)を噛んでしまったあと、猛省していませんでしたか?
しっぽを丸めて、あなたと目をあわすことなく、部屋の隅っこにいる。決してあなたに近づかない。
その姿を見たあなたは、「可愛くない」とか「子どもに、もしものことがあったら危険だから」といった理由で愛犬を保健所に運び込む。
このようにして、飼い主自らの手で運び込まれたワンちゃんも、少なくありません。
一度は家族として暮らしていたのに、あまりに悲しすぎるしひどすぎる。
愛犬は必死であなたの心を理解しようとしています。だってだいすきなあなたに嫌われたくないから。
犬が反省している時、ペロペロしながら謝りに来るだろう・・・と想像されますか?残念ながら、犬の謝罪はそうじゃない。
本気で反省している姿は、その様な感じではなく、どちらかというとそっけなく映るかもしれません。
あなたの声を聞き、いつものトーンかどうか聞き分け、あなたに直接触れられないから、遠くでじっとあなたを見ています。心はしっかりこちら側に向けて。
まとめ
現在、保健所で殺処分されている犬の数が毎年何匹にのぼるか知っていますか?
その数、約1万匹。(2016年度調べ)
前に比べたらだいぶ減りましたが、一万匹の命が今なお処分されている現実。早くこの数字がゼロになる日が来るように、活動を続けていこうと思います。
最後に、犬との暮らしで得たものを少し。
まず、出会う人が増えました。犬の散歩中には多くの愛犬家に会います。お互い犬を通して話をして、今まで知らなかった世界の話が聞けて幅が拡がりました。これには驚きました。
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