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犬が飼い主の足の間で寝る心理
実は、うちの愛犬も、わたしがソファでくつろいでいる時は、必ず足元に来ます。夏は暑いからか、くっついて寝ることはあまりありませんが、寒くなり始めると足の間にぽこっとはまりに来ます。
心理その1「安心するから」
我が家の愛犬がうちに来た時、とても怯えていました。
彼は元は保護犬です。初めの頃は本当にびくびくしていました。
保護犬に限らず、犬は、初めての人、初めての場所は緊張します。
犬は初めのうちは緊張していても、徐々に心を開いていって、飼い主さんのことを好きになっていきます。そして、大好きな飼い主さんとぴったりくっついて過ごすことは、安心以外、何もないですよね。穏やかな時間、そしてリラックスできる時間になっているはずです。
また、犬が野生で暮らしていた時は、洞穴で暮らしていました。狭いところを寝床として、家族と体を寄せ合い、くっついて眠ることで安心します。
そういえば、兄弟犬が仲良く重なって寝ている姿、見たことありませんか?あの姿も、安心して寝ているのです。
人の足の間が、ちょうど洞穴で仲間と重なって眠る感じと似ているんでしょうね。
心理その2「温まりたいから」
先述のとおり、我が家の愛犬も、夏はぴったりくっつかないのですが、寒い時期になるとなぜか足の間に来たがります。
程よく人肌となじみ、お互い心地よくなるんです。犬も人間と同様、温かくなると落ち着きますよね。
人の足の間も好きですけど、床暖房も好きですよね?笑
心理その3「飼い主さんが好きだから」
これは、本当にそうだと思います。「飼い主を下に見ている」という記事を読みましたが、足の間に挟まって寝る犬たちを見ていると、とてもそんな風に見えないのです。
実際、下にみていたら言うことを聞かなくなると思うのですが、我が家の愛犬は足の間で寝ても、家族の言うことはきちんと聞きます。
犬の寝る位置で親密度が分かる?
もし、犬と一緒に寝ている場合、犬の寝ている位置でその親密度が分かる、ということを聞いたことはありませんか?
では、足元、横、頭部分・・・それぞれ、どのくらいの親密度なのでしょうか?
飼い主の足元で寝る場合
そもそも、犬が飼い主に寄り添って寝るルーツは、犬の祖先と言われるオオカミ時代に遡ります。群れで生活し、リーダーを中心に体を寄せ合い暖を取って寝ていました。
こういった習慣の名残から、信頼している飼い主さんのそばで寝ることにより、安心と暖を得るのだそうです。
犬が飼い主の足元で寝るのは、「飼い主をリーダーと認めているから」「忠誠心の表れ」だということです。
これは、「足元は人間の体の中で最も低い位置にあたるため」というのがその理由です。
この時に気を付けたいのが、誤ってワンちゃんを蹴ってしまったりしないようにしましょう。
あなたは、リーダーらしくドンと構えていれば十分です。愛犬は安心して今日もゆっくり休む事ができます。
飼い主の横で寝る場合
この場合も、愛犬は飼い主さんに対して、忠誠心をもっていると考えられます。足元で寝るよりは少し劣りますが、飼い主を信頼し同等以上の存在だと認識している。
この時、お尻や背中をくっつけて寝ている場合、自分が最初に外の危険に気が付くようにしている体勢。つまり、「飼い主を守る」という無意識の表れなんだそうです。
そして、お尻や背中を見せて寝ている場合、野生であれば背後を襲われる危険がある寝相になります。ですから、飼い主さんは自分をまもってくれる、というとても大きな存在であり、信頼している証拠。
飼い主の頭上で寝る場合
これは・・・
どの本を読んでも、どのトレーナーさんに聞いても、飼い主よりも自分の方が立場が上だと思っているようです。
しかし、こういった解釈もあるそう。
自分の死角である「お尻や背中」を、飼い主の「顔や頭」にくっつけている場合は、自分の方が飼い主よりも敵に気づきやすい体勢でもある。
従って、「飼い主は死角を見せられるほど安心できる存在だけど、頼りないから敵から守ってあげよう」という解釈もできるそうです。
でも、やっぱり、犬に頼りないと思われないよう、堂々としていたいものですね。
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まとめ
犬が足の間に挟まって寝ることや、足の上に乗って寝ることがこんなに議論されているなんて、夢にも思いませんでした。
しかし、愛犬が足の間で寝息を立てている時、とても幸せな時間が流れるのは、わたしだけではないはず。
この時の愛犬の顔を何度みても、自分(わたし)を下にみているとは、到底思えません。
細かいことを気にしても仕方がないので、これからも堂々と威厳を保ち、愛犬と楽しく暮らしていきたいと思います。
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