愛犬との生活は、これまで自分の人生の中で経験したことが無いくらい、有意義で豊かなものです。海に行ったり、山に行ったり、いつでもどこでも一緒で、愛犬は親友です。(元気な犬と登山をした話はコチラ→大山に犬と一緒に登山♪大山は犬連れ観光に最適です )
もっと大げさに(自分の中ではちっとも大げさなんかじゃないけれども)言うと、犬は「愛を与えることを教えてくれて、無償の愛を返してくれる唯一無二の存在」。
愛犬たちはわたしたちの何倍も速いスピードで歳を重ねるため、悲しいけどわたしたちよりも先に弱っていきます。
高齢犬になると寝る時間が増え、食事もあまり進まなくなるワンちゃんもいます。出来れば、最期のその時も寝たきりなんかにはならずに、元気でいて欲しいというのが私たちの想いです。
あ、これがあった!もっと、もっと愛犬に元気でいて欲しい方必見→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて
Contents
老犬の最期の様子、呼吸は?
今まで数匹の犬の最期に立ち会ってきましたが、一匹として同じ最期はありません。
ただ、呼吸についてはみんな同じような様子だったのを覚えています。
浅くて遅い呼吸が続いたかと思うと、次第に深くはやくなって、そのうちに再び浅く、遅くなって停止。これを繰り返すのですが、亡くなる前に見られる呼吸。
(チェーンストークス呼吸とは?→weblioより)
では、亡くなる前は他にどの様な症状がみられるのでしょうか。
・散歩にいきたがらない
今まで歩くのが大好きで、散歩には自分から率先していっていたのに、ハーネスを取っても起き上がらない、喜ばない。
また、歩いたとしてもすぐに帰りたがる。とにかく元気が無くなった場合。
・食事を摂らない、水も飲みたがらない
亡くなる前でも、食欲が衰えなかったのに最後の2、3日は全く水も飲まなくなったということがありました。
もしかしたら彼は自分の最期が分かっていて、食事、水を摂らなくなったのではないかと思います。
・体温の低下
老犬になると、体温の調整が難しくなります。足先を触ると、真冬の散歩から帰ってきたかのように冷たい。
毛布や湯たんぽで温めたこともありましたが、いま振り返ると、手足が冷たくなるのも、最期の症状だったように思います。
当時、湯たんぽを使って温めるため、夜中に起きて温め直したりしていました。
今は、「ペット用の水循環マット」という優れたマットがあり、だいぶ介護も楽になりました。
一晩中、ずっと人肌で温めてくれるため、老犬の体や足が冷たくなることがありません。
このマットは夏の暑い時は冷たく、冬場は暖かく、一年中使うことが出来るので、買っていて無駄はない商品。
・ずっと寝ている
老犬、それもかなりの高齢になると、極端にいえば、ご飯とトイレの時以外はほとんど寝ている状態が続か場合もあります。
寝ている状況が続くので、出来ることと言えば、側に行って、さすってあげたり温めてあげることしかできません。
最期は眠るように虹の橋を渡っていった子もいました。
・その他の症状とは
- 歩行の困難
- 全ての動きや反応が鈍くなる
- 痙攣や震え
- 嘔吐や下痢
- 目の焦点が合わない
- 肛門が開く
- 呼びかけに応じない
今まで数匹の愛犬をみていても、亡くなる前の症状は全員違います。眠るように亡くなった子もいれば、そうでない場合もありました。
もう一回呼びかけたら、また起きてくれるかも。反応してくれるかも。という希望を胸にさすり、名前を呼び続ける・・・
何回経験しても、胸が苦しくなります。
最期に後悔しないために
愛犬との最期はつらく、悲しい。ペットロスという言葉も聞こえて久しい。
でも、唯一無二のパートナーを亡くした辛さ、あの虚無感というか喪失感は耐えがたいものがあります。
わたしの叔父は苦楽を共にした愛犬が亡くなった時のことをこう言っていました。「誤解を招くかもしれない、不謹慎かもしれないが、昔おふくろが亡くなった時よりつらい。」と言っていました。
肉親を亡くした時より辛い・・・愛犬は姿は犬であるけれどもそれはもう、確実に家族以上の存在なのだと思います。
介護も辛いかもしれない、でも、亡くなったあとに振りかえると、思い出すのは子犬の時の可愛さ、毎日の生活、生きていた時の温もり。介護の時の大変だったことさえも、愛しい思い出となります。
だから、あなたには後悔しない介護をしてもらいたい。愛犬が亡くなってしまったら、この時間は取り戻すことが出来ないのです。後悔がないように寄り添ってもらいたいと思っています。
年老いてから愛犬を苦しませないために出来ること
愛犬が年をとり、何らかの疾病に苦しむ姿を見ることほど、辛いものはありません。犬は言葉で痛みを訴えることはありません。
その小さな体で痛み・苦しみに耐える姿を見るのが、辛い。だから、病気にさせないためにも毎日の食事が大事なのです。
若い時から肥満のワンちゃんは、「痩せなさい、痩せなさい」と言われ続けていたでしょう?肥満は生命に直結しています。
若い頃はまだ体力があるため、元気なのですが、年老いてからの肥満は心臓にも負担が来ます。
だからこそ、シニア期に入ったらすぐにでも、ドッグフード選びを真剣にしないといけないのです。
愛犬のドッグフードを選ぶ基準を決めていますか?仔犬、成犬、シニア期、超高齢期、それぞれのステージで必要になる栄養は違います。是非、年齢や症状を考慮し、選んであげましょう。
年齢にあわせて必要な栄養素が入った食事を与えることは、基本中の基本です。
また、何らかのトラブル、疾病を抱えているワンちゃんについては、言うまでもなくごはんを変えてあげる必要がある。
信じられないかもしれませんが、あなたの愛犬が毎日食べているドッグフードが内臓の負担になっている場合もあるのです。
一般的に、老犬になると、エネルギー要求量が約 20 %も低下するといわれています。また、運動量も減っているため、老犬用のフードにかえたとしても、カロリーが多ければ肥満の原因になり、寿命を縮めます。
老犬には「低たんぱく質」&「低カロリー」なドッグフードを、、、と言われていますが本当にそうでしょうか。
老犬になっても、生きていく上で必要な栄養素は変わりません。だから「低たんぱく質」ばかりを求めるのは、実は間違っているんです。生命を維持していくためには、たんぱく質は重要な栄養素。キチンと摂り入れなくてはいけません。
老犬のフードに関して大事なことは、弱った内臓に負担がかからないこと。「良質な動物性たんぱく質」「低カロリー」を摂取することが重要となります。
毎日の食事が、愛犬の健康と寿命をつかさどるといっても、過言ではありません。今、一度食生活を見直してみると、明日の愛犬の健康に繋がるはずです。
こちらの記事も読まれています→どうしてもドライフードを食べてくれない愛犬にごはんを食べさせる方法
まとめ
愛犬がもし虹の橋を渡ったとしても、楽しかった日々は忘れない。絶対に。
今でも、愛犬との愛しい日々を思い返す度に、心がほわっとまあるくなります。
でも、最初の子を看取った直後は思い出すたびにきゅーっとなって、まともにご飯も食べることが出来ませんでした。
そんな辛い日々を過ごして、いつも散歩の時に感じていた風に乗って、愛犬から「ねぇ、ボクはいつも一緒にいるよ。だから悲しまないで。その代わり、新しいことにチャレンジして前にすすんんでよ。」と言われたような気がしたのです。
泣いてばかりいたって、彼が帰ってくるわけじゃない。
心の中にはいつだって、笑って駆け回るあの子がいるじゃないか、そう思ってわたしは、再び前を向いて歩くことにしました。
愛犬との別れは必ず来ます。ですが、生きている時にどれだけ彼らのことを考えて、寄り添い、向き合って来たかでその後の捉え方が全然違ってきます。
だから、愛犬たちには「良質なごはん、良質の良い運動、良質な睡眠」を心がけて、一日でも元気で長生きさせてあげて下さい。
シニア犬のフードについてはこちらの記事を参考に→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて
老犬のためにわたしたちが出来ること、コチラの記事も読まれています→老犬が食べない。余命のことを少し話そうと思う。水しか飲まない時にしてあげられること
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