老犬になり、毎日早朝に鳴くようになった。前はこんなことなかったのに・・・
最初は何かの間違いかと思ったのだけど、毎朝、毎朝鳴かれるとこっちがどうかなりそう。
途切れることなく鳴いて、気になるので起きて声を掛けたら、一瞬鳴きやむのだけど、やっぱりその後はずっと鳴く。
一体、どうしちゃったんだろう。
何が原因でこんな症状になったのでしょうか?
老犬が朝、決まった時間に鳴く理由
老犬になり、成犬の時とは体の様子も変わってきます。そして加齢と共に脳も老化していきます。
脳の老化の一種で、認知症になるワンちゃんもいます。認知症による症状は様々ですが、昼と夜の時間的な感覚が狂ってしまい、夜中に吠えたり明け方に鳴いたりすることがあります。
この認知症によって吠える場合は、要求のための鳴き方と違うために、何をやってあげても効果なし。もう、何で鳴いているかわからないから、本当に辛い。
その他、認知症の症状としては、同じ場所でグルグル回る、慣れた場所で迷子になる、それから、食べなくなる子もいれば今まで以上に食欲旺盛になるワンちゃんもいます。
認知症で夜中に鳴く老犬の鳴き方は「ワンワン」ではなく、「ワオーン」という単調な鳴き方を繰り返したり、場合によってはクンクン鼻で鳴く。いずれも、繰り返し鳴くことが特徴。
もし、老化に伴って認知症になっているかどうか、目安となりますのでチェックしてみて下さい。
- 昼夜が逆転している
- なんでもないところで、物にぶつかる
- 障害物を避けられない(障害物の前で止まる)
- 夜鳴きがひどい
- 朝方きまった時間に鳴く
- 老犬なのに異常な食欲
- 水のがぶ飲み
- 同じ場所をクルクルと回る
- トイレの粗相(トイレ以外での排泄、トイレで排泄しても外してしまう)
- 今まで出来ていたコマンド(命令)、例えば「おすわり」などが出来なくなった
いくつ当てはまりましたか?もし、2つ以上当てはまれば認知症の可能性が高いといえます。
認知症は、脳細胞の一部が死滅したり、萎縮したりすることで起こり、残念ながら現代の医学では脳の萎縮や死滅部分の再生は出来ません。
残された脳細胞がなるべく衰えないように、進行を抑えることしか出来ないのです。そのため、予防と早期発見がカギとなります。
老犬の認知症による朝鳴き(夜鳴き)に対策はあるのか?
老化現象によって、認知症になりやすいワンちゃんは「柴犬」や「秋田犬」などの日本犬、および日本犬が入っている雑種犬と言われています。
これに比べて洋犬は認知症になりにくいとも言われています。
詳細は分かっていませんが、食べ物が大きく影響しているのではないか?とされており研究の課題テーマのひとつです。
この認知症による朝鳴き(夜鳴き)の対策方法をいくつか紹介します。
- 昼寝時間を減らして、夜ぐっすり眠らせる。
昼にたくさん運動をさせたり、散歩をしたり疲れさせるのもよい方法です。また、朝日を浴びることが、夜スムーズな睡眠導入のきっかけとなります。
- 夜中の孤独と不安を取り除く
夜中に目を覚ました時に、気が付いたら急に不安や孤独、怖さを感じて夜鳴きする場合がある。
そんな時は、飼い主さんが愛犬のそばにいて、不安を取り除く。この不安や孤独は「子犬返り」と呼ばれています。
親が隣にいてくれたら、仔犬というものは不安はないものです。これと一緒で、飼い主さんが側にいれば、安心して寝ることが出来る。
もし、一緒に寝ることが出来ない場合は、飼い主さんが見える場所、同じ空間に愛犬の寝床があるだけでもだいぶ違います。
屋外の犬などは、夜間は玄関の中にいれてあげたり、これを機会に、室内で飼うのも改善につながります。
- 食べ物の欲求で吠える場合は知育玩具でおやつを出す
認知症などで異常な食欲になる場合もあります。食欲を抑えられなくなり、朝方鳴いてしまう場合も。「老犬だから仕方ない」と頻繁におやつなどをあげてしまうと、肥満にもつながるので注意が必要です。
老犬になって異常に食欲がでた場合、転がすとおやつが出て来たり、突起物があり一粒ずつしか口に入らない容器などの、知育玩具を使用することも対策のひとつ。
時間をかけて食べるようにします。
- 動物病院に診せて、お薬を処方してもらう
認知症により、夜中や明け方に吠えても、叱ったり、叩いたりすることは厳禁です。
認知症で吠える場合、しつけでどうこうなるものではないからです。
認知症は病気です。ですから、朝鳴き(夜鳴き)が続く場合はすぐに動物病院に相談してください。
この場合も、どの位鳴くかなど、日ごろの様子などを記録しておくと、症状の説明に役立ちます。
- 老犬ホームに預けることも考えてみましょう
最近の老犬ホームは、認知症の老犬を預かってくれる施設が増えてきました。
昼間だけ預かってくれる老犬ホームもありますので、これを機会に検討することもお勧めします。
介護の一部をプロに任せる。これはちっとも悪いことではありません。
認知症の対応で(介護)、飼い主さんの顔に笑顔がなくなる、老犬の介護に嫌気がさしている、という状況になって欲しくありません。
認知症を防ぐ方法
愛犬の認知症をごはんで予防することもできます。
老犬ワンちゃんのために良いとされる、グレインフリーという種類の、穀物を使っていないドッグフードがあることを知りました。
歯のないシニア犬でも負担なく食べられる、生食タイプのドッグフードで完全グレインフリー。その上老犬に必要な栄養がちゃんと含まれている。
しかも、認知症の症状に良いとされる、「緑イ貝」が配合されています。
そのドッグフードは、「このウエットタイプのドッグフード」。
ドッグフードを食べなくなったワンちゃんもこれなら喜んで食べてくれるはずです。このウエットタイプドッグフードが良い点は、手持ちのドライドッグフードに少し加えて和えてあげるだけでも、食いつきが良くなるところです。
封を開けた時の香りが、まず良い!この匂いで食欲がわきます。そして、食べた時の食いつきが全然違う。
「このウエットタイプ」は、手作りのごはんに匹敵するくらいの栄養がありますが、手作りごはんのように、作る手間が要らないため、飼い主さんの負担になりません。
わたしたち人間もそうですが、食欲が無くなると一気に元気がなくなります。逆にいうと、食欲が湧けば元気にもなるのです。それ程、食事というのは大事。食が細くなった・・・と思ったら、すぐに今のドッグフードにこのカナガンドッグフードを少し和えて食べさせてみて下さい。
このカナガンドッグフードを最安値で買える方法はないかと検索したところ・・・。
amazonでの検索結果
ドライタイプはamazonで販売しているのですが、残念ながらウェットタイプはAmazonでは販売していませんでた。
担当者に電話で聞いたところ、ウエットタイプは公式サイトでのみ販売しているそうです。
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愛犬には最期まで、ちゃんとごはんを食べて、心も体も満たされていて欲しいのです。
まとめ
今まではなんでもなかったのに、老犬になってから朝鳴くのは、認知症の症状のひとつ。
認知症前の状態に戻すのは出来ませんが、これ以上症状を進行させないための方法はあります。
老犬になって、今までと違う生活になっていると思いますが、飼い主さんの笑顔が何よりも愛犬を安心させます。
介護中は暗くふさぎがちになりますが、そんな時は、先に笑顔を作ってしまいましょう。そうすれば不思議とだんだん心も軽くなる。
そして、明るく毎日を生きましょう。
シニア犬のためのドッグフードについてはこちらの記事をご覧ください→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて
最後までお読みいただきありがとうございました。
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