老犬を捨てたい・・犬がこんなにうるさいと思っていなかったので捨てたい、と言っているあなたへ。

老犬を捨てたい。犬がこんなにうるさいと思っていなかったので捨てたい、と言っているあなたへ。

電車の中で一瞬自分の耳を疑いました・・・

 

「全然夕べ寝てないんだよねー。」「え?どしたの?」

 

「うちの犬まじうるさい!捨ててもいいかなって思ってるんだよね。」

 

満員電車の中でしたが、はっきり聞こえて来ました。一瞬ハンマーで頭をなぐられような衝撃が走り、目の前がくらっとしました。

 

「捨ててもいいかなって思ってる。」

 

もしかしたら冗談で言っていたのかもしれません。友だちと笑いながらしゃべっていましたから。

 

でも、そんなこと冗談でも言ってはいけない。

 

自分の愛犬をですよ?

仔犬の頃、目に入れても痛くないくらい可愛くて、毎日抱っこして、毎日名前を呼んで、毎日一緒に寝ていた、家族です。

 

電車でこんな残酷な話ができるってどんな神経なんでしょう。

 

でも、残念ながらこれが今の日本の現状でもあります。

 

保健所に飼い主自ら連れてくる理由

保健所は野犬や迷子犬だけが収容されているのではない。

 

悲しいことですが、飼い主が自ら連れてくる場合も少なくありません。

 

理由は、引っ越し先で飼えないから、産まれてきた子どもにアレルギーがあったから、老犬になって可愛くなくなったから・・・

 

あまりにも身勝手で自己中心的。

 

また、去勢手術を怠ったばかりに、思わぬ妊娠・出産をして増えすぎてしまい手におえず保健所に持ち込むケース。多頭崩壊。

 

また、飼ってみたらなんか違ったので引き取って下さい、と言う人。

 

保健所は里親を探して引き渡してくれる役割を担っているわけではありません。

 

最終的に引き取り手がいなければ、殺処分になるんです。

 

2017年度、殺処分の現状

環境省によると、2017年度の犬の殺処分の現状は「保険所での引き取り件数=41,175頭」「返還・譲渡件数=30,500頭」「殺処分=10,424頭」でした。

 

平成20年の犬の殺処分は82千頭だったのに対し、平成28年度は10千頭に減っています。

 

確かに数字は減りました。でも、まだ殺処分されている実態があります。(参考:環境省ー統計資料

悲しい命をこれ以上増やさないために出来ること

悲しい命を増やさないために、では、わたしたちに一体何ができるのでしょうか?

 

迷子にさせない

迷子になってしまったら、なかなか見つけ出すのに苦労します。

 

普段から散歩のときには必ずリードを付けましょう。

 

また、いざという時のためにマイクロチップを装着してください。

 

そして、首輪には飼い主の連絡先と飼い主の名前の記載を忘れずに!

 

増やさない

犬を飼い始めたら必ず去勢手術をして欲しい。

 

「うちは子どもを産ませないし、去勢手術したら太るんでしょう?」とおっしゃる方もいます。

 

飼い主は生ませる予定はなくても、去勢手術はするべきだと考えます。

 

去勢手術がかわいそうですか?それよりも、望まない出産のため殺処分されてしまう命が産まれてしまう方が悲しくないですか?

 

去勢手術をしていないで、散歩中興奮した犬に襲われてそのまま仔犬を生むことになってしまった犬もいるんです。

 

最低限のしつけをする

最低限のしつけとは何なのでしょうか?

 

わたしが考える最低限これが出来ていれば大丈夫!というものを紹介します。

  1. マテ、が上手に出来るようになればもし走りだそうとした場合、このコマンドで止まらせることが出来ます。
  2. 来い、はとっさの時、もしもリードを離してしまった場合でも来い、と呼ばれれば必ず飛んできます。
  3. 付け、これば飼い主の横にみるとピシャっとついて、散歩が格段に楽になります。

 

この最低限が出来れば、断然犬との暮らしが楽になります。そして、不思議と犬の無駄吠えも減ります。

 

だから、犬に問題行動がおこる前に、本気で犬と向き合ってみてください。

 

捨てた後の現状をみる

愛犬を捨てたあと、どうなるか今一度直視してみて下さい。

 

保健所に連れてこられた犬はまず、殺処分の順番を待つ他の犬と同じ狭い部屋で暮らすことになります。

 

寝床は冷たいコンクリート。

 

想像してみて下さい。夜は不安に押しつぶされそうになった犬たちが泣き、不安で胸が張り裂けそう。俯いて、ブルブル震えている犬もいる。

 

命は犬だから軽く、人間だから重い、なんて優劣はない。

 

一緒に暮らしていた家族を捨てるなんて、普通は出来ません。

 

だから、もしあなたが保健所に連れていこうとしていたら、殺処分される愛犬のことを想像してみて下さい。

まとめ

いま、わたしが一緒に生活している愛犬は元保健所に収容されていた茶色い中型の保護犬です。

 

保健所では小型犬や純血種の犬たちは比較的はやく引き出されて、引き取り手が見つかりやすい。

 

しかし、中型犬や大型犬、それからいわゆる身体のいろが「茶色」の子たちは残念ながら引き取り手が付かず、殺処分されるか確率が高いのです。

 

こうやってふるいにかけられて、命を繋いでもらえた犬と、そのまま殺されてしまう命。

 

元保護犬のわたしのパートナーは、我が家に来た当初、おびえた表情を見せていました。一緒に暮らしていく中で、今では本来の彼の良さが前面に出ていて。とても豊かな表情になりました。

 

これ以上悲しい命を作らないようにわたしたちが出来ることは何か・・・

 

今一度、皆んなで考えてみませんか?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。