老犬の「介護ホーム」という言葉、聞いたことありますか?
人間でいう老人ホームやケアハウスの犬版といったところでしょうか。最近では全国各地に色々な介護ホームが設置されています。
自分の愛犬がまだ仔犬~成犬でしたら、彼らが年老いた姿は、まったく想像できないはず。
でも、あなたの愛犬が将来、介護が必要な状態になることは十分ありえますので、少し立ち止まって考えてみて下さい。
老犬の介護は程度の問題、介護する側の受け止め方では自宅でも十分に介護ができます。むしろその方が愛犬にとってもあなたにとっても、いい。
だけど、老犬の介護は千差万別であなたが正直「老犬介護はつらい」と思う域に入っているのでしたら、介護ホームを検討してもいいのではないでしょうか。
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老犬の介護がつらい。その時は老犬の介護ホームという選択もあります
愛犬が歳をとり介護が必要な状態になり、昼夜逆転生活で介護する自分の生活にも支障がではじめた・・・
夜鳴きがひどく、集合住宅に住んでいるため苦情がきた、鳴きやませようと夜中も付きっ切りでつらい。
終生飼養が絶対条件でみなさん犬を飼われていると思いますが、苦渋の選択で老犬ホームに預ける方。
それから、飼い主の病気や事故の想定外のやむを得ない事情で終生飼養が難しくなった時に頼る、介護ホーム。
そのサービス内容や料金はどうなっているのでしょう。
老犬の介護ホームとは
老犬になり、飼い主だけのお世話では間に合わなくなってしまったワンちゃん。
飼い主のやむをえない理由で愛犬を手放さなくてはいけなくなったワンちゃん。
そんな彼らを飼い主の代わりに面倒をみてくれるところ、それが老犬の介護ホームです。
お預かりの内容
主なお世話の内容・・・普段家で行っているのと同じように、食事や排せつの補助、お散歩、シャンプーやトリミングなど。もちろん、寝たきりで食事の介助が必要なワンちゃんには介助もする。
預かり期間・・・デイケアのように数時間のお預かりや、数日~数カ月のお預かり。または、その犬が亡くなるまでの終身預かりなどがあります。
老犬の介護ホームにもいろんな種類がある
・都市型老犬介護ホーム:人と触れ合いながら生活するタイプ。都市にあるので、預けた愛犬に会いにいきやすい。
・自然型老犬介護ホーム:その名のとおり大自然の中にある老犬ホーム。豊かな土地を生かして広々としたドッグランや温泉があるところも。都心から離れていることが多く、距離のせいでなかなか会いに行きずらい。
・工夫型老犬介護ホーム:他とはちがう何か特徴がある老犬介護ホーム。
色々な種類の老犬介護ホームがありますので、「ああ、ここはうちの犬とは合わなかった。」「こんなはずじゃなかった。」と、後悔がないように実際に見に行って決めること。
老犬介護ホームとの相性もありますが、介護をして下さる職員さんとの相性もちゃんと確認した方が良いでしょう。
結局のところ、人と接して介護されるわけですから、この相性というものはないがしろに出来ません。
こんな話がありました。16歳の老犬のはなしですが、その犬は足腰が弱っていて家ではほぼ寝たきり。
定期健診で病院に行くけど、耳も遠くて呼ばれてもどこ吹く風。待合室では銅像の様に固まって動くことすらしないのに、大好きなお姉さん看護師さんが出てくると甘えて、お姉さんの場所まで歩いて行ってまるで猫のようにスリスリしてしまう犬。
好きな人の前だと歩けてしまうんですね。歩けない子が歩けてしまう、それくらい、相性って大事。
老犬の介護ホームの選び方、ここは必ずチェック!
大事な家族を預ける施設、わたしたちが出来ないことをしてくれる施設。わたしたちの代わりだからこそ、細かいところまでチェックしたいところ。
・動物取扱業の登録確認
・施設の見学をさせてくれるか
・預けたワンちゃんとの面会が出来るかどうか
・何人のスタッフでお世話をしてくれるんだろう
・料金体系がしっかりしているか
老犬の介護ホームの料金は?
いくつか老犬の介護ホームを調べたところ、料金についてはまちまちでした。
入所金として1年間の料金を一括で支払う老犬介護ホーム(仮に入所直後に預けた愛犬が亡くなってしまっても、料金は返金なし。)や年間150万円を超える老犬介護ホームも!
(ここに載せているのはほんの一例ですが)
一時預かりの制度もあって、月々の支払の老犬ホームの料金は・・・
一時預かりの場合¥1,500円(3時間預かり)
週単位での預かり¥24,000円
月単位での預かり¥44,400円
※すべて小型犬の場合で計算しています。
全然違うんですね。料金が高いからケア内容が良い、料金が低いからそれなりのケアしかしてくれない、とは限りません。
まとめ
愛犬はあなたの大事な家族です。たとえいかなる理由があったとしても、本当はあなたと一緒に過ごしてもらいたい。
しかし、そうはいっても背に腹は代えられない悩みや事情がある場合もあります。
老犬の介護でつかれてノイローゼになるくらいだったら、老犬介護ホームに預ける方法がある。
終身で預けるのではなく、週単位、月単位、もしくは時間単位で利用してみるのもいいでしょう。
出来る限り愛犬とは一緒に過ごす。これが大前提なのは言わずと知れたことですが、老犬介護ホームをもっと活用してみることも、アリだなと思います。
老犬を介護すると、まとまった睡眠がとれず万年寝不足だったり、夜鳴きのせいで近所の目が気になってノイローゼになりそうだったり。そんな時はこのブログを思い出してみて下さい。
「老犬の症状」の記事はコチラも読まれています→老犬が食べない。余命のことを少し話そうとおもう。水しか飲まない時にしてあげられること
シニア犬のフードについてはこちらの記事を参考に→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて
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