老犬の性格が変わってきました。鼻の頭にシワを寄せてすぐに怒るようになった。
認知症のために性格が凶暴化してくることがあります。しかし、どうしても噛むことだけはやめさせたい。
こんな場合、どうしたら良いのでしょうか。何かいい方法はないのか?
「認知症だから仕方ない」と、諦めるまえに出来ることがないか探してみました。
Contents
老犬がすぐ怒る、認知症により性格が変わることはあるのか?
これまで穏やかで、なにも問題のなかった愛犬でも老犬になって性格が変わる場合があります。
また、愛情をかけて仲良く一緒に暮らしていたのに吠えられたり、噛み付かれたとき、立ち直れないほどのショックを受けた飼い主さんもいるほど。
体にどこか痛い部分があって吠える場合
老犬になり吠えるようになった理由は、老化現象に伴い、どこか体に痛い部分があるのかも。
犬は比較的痛みに強い生き物と言われていますが、内臓系疾患による痛みは相当痛いそうです。
じーっと痛みを我慢している時に触られたら「やめてくれ!」と言って、吠えたり、噛み付いたりする。
内臓系の疾患の他に、関節痛など老化に伴い痛みがでてくると、辛いものです。しかし、愛犬はあなたに心配をかけまいと我慢することもあります。
そんな痛みを抱えたまま、生活させるなんて考えただけでも辛い。いつもと様子が違う場合は、すぐに獣医師の診察を受けて下さい。
精神的な苦痛により吠えたり噛んだり性格が穏やかでなくなった場合
老犬になると加齢に伴い視力が低下し、ひどいときはほとんど目が見えなくなる場合があります。聴力も若い頃に比べてだいぶ聞こえ辛くなっています。
今まで見てていた景色が見えなくなり、聞こえていた音が聞こえなくなる。
想像できますか?音が無くなる世界。それは、全く気配が分からなくなるということ。あなたも背後から触れられたりすると、ものすごくびっくりするでしょう。
視力、聴力が衰えて認知能力が衰えた犬は不安と驚きで反射的に「ガブっ」としてしまうことがあります。
家の中は慣れ親しんだ景色なので、多少目が見えなくても、音が聞こえなくても感覚で覚えているため全然平気に過ごせているようにみえます。
全然違う場所に連れていって、ふらついたり、オロオロする場合、もしかしたら視力・聴力が衰えているのかもしれません。
老犬になって目が白くなったな、とか名前を呼んでも反応が鈍くなったな、と思ったら「老犬だから仕方ない」と思わずに、診察を受けること。
認知症の症状で性格がかわった場合
犬も認知症を患います。あんなに可愛くてコロコロ笑っていていつまでも若いと思っていた愛犬も、もう立派な老犬。
いつ何時、どんなことが起きようと覚悟はしているかもしれませんが、次のような症状が見られる場合は、認知症の可能性があります。かかりつけの獣医師や老犬介護のプロなどに早目に相談しましょう。
- 夜鳴き、朝鳴きをし始めた
- 昼夜が逆転生活になってきた
- 異常な食欲、水のがぶ飲み
- 慣れた家の中で迷子になる
- 同じ所をグルグル歩き回る
- トイレの粗相が増えた
- 名前を呼んでも反応しない
早めの対処で症状は改善される場合があります。
対処が遅いと飼い主を認識することも出来なくなる場合がある上に、感情のコントロールも難しくなるワンちゃんもいます。
老犬になると、出来ないことも増えてきて虚勢を張ってしまい、性格がきつくなる場合も。
そんなワンちゃんの気持ち、分からなくもないですよね。
老犬の認知症で性格が凶暴化した場合の対応方法
認知症の症状で性格が変わってしまった場合、認知症を改善することは難しいのですが愛犬と触れ合い、気長に愛情を伝え続けてください。
そうです、仔犬のときに根気強くしつけをしたあの根気強さで。
先ほども言いましたが、長く一緒に暮らしてきて信頼関係が構築されていたと思っていた矢先に、愛犬から吠えられた、噛まれた、という場合のショックたるや相当なもの。
ですが、心折れることなく、愛犬を優しさで包んであげてください。愛犬も実は、吠えてしまったこと、特に噛んでしまった後は後悔しています。
認知症の症状を緩和させるためのいくつかの方法をお伝えします。
・ブラッシングやマッサージをする
愛犬は、あなたがしてくれるブラッシングやマッサージなど、とても気持ち良いと思っています。これは物理的にも皮膚や被毛へ刺激をすることは脳を活性化させてくれます。
・アロマの力で心を静める
アロマの力がとても有効だということが分かり、最近では様々な方面でアロマが活用されています。実はワンちゃんにもアロマは有効的なんです。
噛みつく犬というのは、仔犬であろうと老犬でろうと、「緊張している」ことが背景にあります。
あなたの優しい手でマッサージしてあげることで安心を取り戻し、緊張を解きほぐすことができるのです。そこにアロマの香りを使うことはとても有効です。
心を鎮めるのであればラベンダーやマージョラムなどがオススメ!最初は、芳香浴からがよいでしょう。
※アロマオイルは人間に使用するときにも注意が必要なので、老犬に使用する場合はよく専門家と相談の上使用すること。
認知症の症状が出始めた愛犬のために
愛犬に認知症の症状が出たら、食事も気をつけてあげなくてはいけません。
痴呆や認知症が進むと、症状によってはごはんを食べなくなる場合もあります。食(しょく)=生きること。食べなくなると一気に弱っていくため、ごはんにも気を配ってあげてください。
あなたの愛犬がもし加齢のために歯がない場合でも負担なく食べられる、生食タイプのドッグフードをご紹介します。完全グレインフリーで老犬に必要な栄養がちゃんと含まれている。そして認知症や老犬の様々な症状に良いとされる、「緑イ貝」が配合されています。
そのドッグフードは、こちらのウエットタイプのドッグフード!。
このウエットタイプドッグフードがほかのドッグフードと異なる点は、封を開けた時の香り。この匂いで食欲がわきます。そして、食べた時の食いつきが全然違うことがわかります。
このドッグフードは、手作りのごはんに匹敵するくらいの栄養がありますが、手作りごはんのように、作る手間が要らないため、飼い主さんの負担になりません。
わたしたち人間もそうですが、食欲が無くなると一気に元気がなくなります。逆にいうと、食欲が湧けば元気にもなるのです。それ程、食事というのは大事。食が細くなった、思ったらすぐに今のドッグフードを変えてみてください。
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愛犬には最期まで、ちゃんとごはんを食べて、心も体も満たされていて欲しいのです。
まとめ
ここで保護犬の老犬の話をしたいと思います。保護される犬は仔犬や若い成犬ばかりではありません。中には、老犬になって捨てられたり、パピーミルで仔犬を産むだけ産まされて、役に立たなくなったから、と捨てられるワンちゃんもいます。
そのようなワンちゃんたちは、おそらく病院に連れて行ってもらえなかったのでしょう。歯も抜け落ち、病気を抱えている子もいます。人間を信用していない子もいる。ごはんを拒否する子もいます。
保護されたワンちゃんたちは、次に引き取って下さる家族の負担にならないように、ドライドッグフードを食べさせていますが、こういった問題を抱えているワンちゃん(歯が無かったり、食事を拒否したり、老犬で食が細かったり)のために、このこちらのウエットタイプフードを利用しています。
保護された彼らにも手作りのごはんをあげたいのですが、新しい家族である次の飼い主さんの負担になるといけないため、手作りではなく、ドッグフードにしているのです。だから、新しい飼い主さんがドッグフードを手作りごはんに変えるのは大歓迎です!
認知症・シニア犬のためのドッグフードについてはこちらの記事をご覧ください→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて
老犬についてこちらの記事も読まれています→老犬が食べない・・・余命のことを少し話そうとおもう。水しか飲まない時にしてあげられること
最後までお読みいただきありがとうございました。
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