老犬 生活

老犬の目やにが緑!目薬による改善と予防方法は生活空間を整えること。

【老犬の緑色の目やにについて】

あなたは朝起きて、まず何をしますか?

カーテンを開けて、空気の入れ替えをしたら愛犬が起きてきます。思いっきり伸びをしたあと、わたしのところに挨拶に来てくれます。

 

あれ?目やにが出てますよ。

 

いつもなら黒いごまつぶみたいな硬い目やになのに、白っぽいドロドロっとした目やに。

この白っぽいドロっとした目やには心配ありません。老犬で心配な目やにの色があるので少し説明したいと思います。

老犬の目やに、心配な色と処置方法は?

老犬の目やにの色で、黄色、緑色の目やに、そして臭いがキツイ時は細菌のウィルス性で感染が疑われます。

目やにを取り除く方法ですが、乾燥した目やにでも、水分を含んでいる目やにでも手で取るのはやめましょう。感染の原因になるからです。

 

【目やにを取る時に使用するもの】

・ガーゼ
・コットン
・アイクリーナー
・目やにふき取りシート
・目やにふき取りローション

こちらで使用するケア用品は、ウェットシートなどアルコールが含まれているものはお勧めしません。

目やにふき取りローションが無い場合は水で代用します。渇いたティッシュで目の周りを拭くことは、細かいゴミが目に入ることもあるため、注意すること。

 

1)ガーゼやコットンをぬるま湯やふき取りローションで湿らせます。
2)優しくおさえてから、目やにを浮き出させるようにして十分保湿してから優しくふきあげます。
3)この時に指に力を入れ過ぎて眼球を圧迫しないように気をつけましょう。

※涙の量が多い犬はとくにこまめにふき取りをしてあげましょう。

目やにの治療の目薬について

目やにの色が緑色や黄色なら結膜炎や角膜炎の可能性が高いです。

 

この場合、目やにと目の充血やかゆみも症状としてあらわれる場合が多いのですが、点眼薬などで治すことができるので、それほど心配はいりません。

 

目薬で症状を改善したあとは、根本的に改善することを考えないといけません。アレルギーの場合はその原因を探すこと。逆まつ毛の場合は定期的に病院で抜いてもらいましょう。

 

では、医薬品の目薬を紹介しましょう。消毒や炎症を抑える効果があり、結膜炎や角膜炎にも効果的です。

ナイガイ 犬チョコ目薬V 犬猫用 15ml (動物用医薬品)

 

目やにを予防するために

目やにといっても、家庭でのケアで清潔に保つことで予防するケースと、医療ケアが必要になるケースと2つあります。

家庭でのケアの場合

  1. 細菌の感染を防ぐことで目やにの予防になります。
  2. 人間の手からの細菌の感染を防ぐため、顔を触る時には清潔な手で触ってあげるようにする。
  3. 体を洗う時の注意。シャンプーが目に入ってしまったり、顔周りの傷口からも細菌感染することがあるため注意。
  4. 皮膚疾患にともない、目を掻くことで傷つき感染しやすくなるため、皮膚の疾病も治したいところ。
  5. ドッグランなどの犬が多く集まる場所や、プールに行ったあとには、身体のお手入れと合わせて目の汚れを拭き取り清潔に。
  6. 季節の変わり目、風邪が強い日はホコリや花粉など異物が目に入ることで、目やにが多く出ることも。散歩のあとに軽くふき取ると安心です。
  7. 日々の観察のなかで、皮膚の疾患がないか、涙が多く出ていないか、目が赤くなっていなないか注意して何かあれば獣医師に相談する。
  8. アレルギーを持っている子は、室内のハウスダストや花粉の影響を受けるため室内を清潔に保つ。

 

医療によるケアが必要な場合

  1. 目の疾病に伴う場合(白内障、緑内障など)や、逆さまつ毛が原因で、目やにがみられる場合にはすぐに獣医師に診せること。
  2. 異常に多い目やに、異臭がする目やに、痒がっていたり赤く腫れていたり、明らかにいつもと違う場合。顔全体が腫れているような時にはすぐに獣医師に診せること。
    この場合、目やにがおこる原因と共に、痛みを伴うこともあるため、無理に取り除かない方が良いでしょう。

 

ハウスダストを徹底的に取り除き、アレルゲン、埃を排除する

ハウスダストを取り除いて清潔に保つことで、目やにを予防することができます。

アレルゲンは、ハススダスト(ホコリ)、ハウスダストマイト(イエダニ)、カビ、花粉などです。

【ダニ退治の鉄則】

ハウスダストであるダニを寄せ付けなければ、アレルギーに伴う目やにを防ぐことが出来ます。

ダニ退治の鉄則1:湿気対策
・目標湿度は50~60%に保つ。「除湿機」や「エアコンのドライ運転」で室内の湿度をコントロールする。
・「換気」が一番重要!気密性の高いマンションは湿気がこもりやすいので、こまめに換気すること。
・布団やクッションは、天日干しをする。また家庭用乾燥機を使用して湿気を取る。
・押し入れの湿度も気を配る。扇風機の風を送り入れるか除湿剤を設置して湿気を取る。
・水回りを清潔に保つ。浴槽や台所などは使用後、水滴を拭き取る。

ダニ退治の鉄則2:生活空間さっぱりさせる
・朝一番に水拭きをする。
ハウスダストは夜のうちに畳やカーペットの上に浮いてくるため、その状態で掃除機をかけてしまうと、ハウスダストを撒き散らしてしまうので、まずはふき取ること。ワンちゃんの抜け毛が多いご家庭は、掃除機は毎日かけること。

ダニ退治の鉄則3:ダニが住みにくい空間を作る
・床はじゅうたんや畳よりもフローリングの方がダニは住みにくい。
・畳の種類にもダニ予防の素材があるので、そちらを使うことも効果的。
・布製ソファをやめて、合成皮革などに張り替える。

まとめ

ワンちゃんの目やには疾病に伴うもの以外は、清潔な住環境でだいぶ軽減されるため、おうちの中、ワンちゃんのお部屋のお掃除を徹底的にしましょう。

住んでいる家がさっぱり綺麗であればダニも寄せ付けません。何よりも、飼い主さんとワンちゃんにとっても、風水的にも素晴らしい環境になるため生活が向上していくこと間違いなし!

 

シニア犬のフードについてはこちらの記事をご覧ください→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

老犬についてこちらの記事も読まれています→老犬が食べない・・・余命のことを少し話そうとおもう。水しか飲まない時にしてあげられること

 

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ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。