老犬 生活

老犬の心配な下痢について。自宅での対処方法とは?

昨日は、昔から可愛がっていたアメコカのおじいちゃんワンコの介護のお手伝いに行ってきました。

 

家族が用事で家に居ない間、おじいちゃんワンコの介護をするのです。

 

超高齢犬なので、ずっと寝ていると思ったのですが・・・

 

実は、この前会った時とは全く別のワンコになっていました。

 

先日は全く動かずに、ごはんも食べず、水も飲まない状態。治療の甲斐があり、無事に歩くことが出来るようになったのですが、今度はずっと歩き周っている状態。これが何もを意味するかというと・・・

 

そうです、認知症による徘徊でした。

 

白内障のため目が見えず、歩き続けては壁にぶつかり、ぶつかっては方向転換して歩きだす。昨日のおじいちゃんワンコは、徘徊だけではなかったのです。

 

止まらない下痢・・・便の状態をなしておらず、わたしがいる数時間の間、最後は水のような汁が出ている状態。

原因はなんだったのでしょう。

犬が下痢をする原因とは?

犬が下痢をする原因は胃、小腸、大腸いずれかの消化器官に何らかの原因があるとみて良いです。
消化器官に異常が起こってしまう理由として、次のようなものが挙げられます。

 

  1. 中毒
  2. 胃腸炎
  3. ウイルスや細菌による感染症
  4. 寄生虫
  5. 腫瘍(ガン)

 

中毒について

犬がチョコレートを食べる、殺虫剤(有機リン系)を舐める、散歩中に除草剤を舐める、食べる、絵の具やペンキの誤飲、飼い主が服用時に落とした薬を舐めたり飲むなど、中毒は、本当に何気ない日常生活の中で起こります。

【症状】

下痢、嘔吐、血便、けいれん、発熱、よだれ、元気喪失、運動意欲喪失、昏睡状態など。
さっきまでと全く状態が急変し、異常に気が付きやすい。飼い主が見ているところで口にしていれば、早い対処が出来るが、飼い主の見ていないところでの誤飲等の場合、正確な診断がしづらく、治療が遅れることも。

 

胃腸炎・ウィルスや細菌・寄生虫による感染症について

急性胃腸炎の場合、腸内に細菌やウイルスなどが感染して、腸の粘膜全体に広がり、炎症を起こしていると考えられる。大腸性の下痢が続く場合、寄生虫が原因となっているケースが多い。

【症状】

腹痛、下痢、鮮血便、食欲不振、貧血、栄養失調、脱水(寄生虫によっては、激しい嘔吐下痢の場合や、悪臭がでる場合もある。

 

腫瘍(ガン)について

犬の下痢が続く場合、ガンの疑いもあります。犬が肝臓ガンにかかると肝機能が低下してしまうため、胆汁が不足し胆汁に含まれる胆汁酸塩の量も減少してしまいます。

肝臓ガンになると、たんぱく質の吸収や分解が上手くできなくなり、下痢の症状となる。

【症状】

下痢の他、大量のおしっこをする場合もある。食欲不振、栄養失調、脱水など。

老犬が下痢をした時の対処方法

老犬に限らず、犬が下痢をするということは体調に何らかの不調をきたしているというサインです。

ワンちゃんの大きさにもよりますが、小型犬などで下痢が続くと死活問題になります。

もし、愛犬が下痢をした時は、

  • 下痢の頻度
  • 色・形・量
  • その時の愛犬の様子

をよく観察しておきましょう。後で病院に行った際にその旨を先生に伝えることで、より対処がしやすくなります。

水分補給

下痢をしたときは、体が脱水状態になりつつあります。こまめに水分補給をとらせましょう。

自力で水を飲みたがらない老犬の場合には、吸収率を向上させるために浸透圧を調節したハイポトニック飲料などもありますので活用しましょう。

しかし、下痢が続いていたり、水分を摂らなくなってしまい自分の判断ではどうしようもないときはかかりつけの獣医さんに相談しましょう。

点滴を打つ場合があります。

かかりつけの獣医に診せる

何よりも重要なのは、早め早めに見極めること。

愛犬はお話をすることができません。

だから、その表情や、しぐさ、大気中の誇り(報告書に添付)などでよく観察してみてください。

 

老犬についてこちらの記事も読まれています→老犬が食べない・・・余命のことを少し話そうとおもう。水しか飲まない時にしてあげられること

まとめ

名前を呼ぶと、小さな歩幅で一生懸命走ってくる愛犬。留守番中、いたずらをして見つかった時、反省している表情。

 

仕事から帰ると、必ず玄関まで迎えに来てくれたこと。

 

寒い朝、一緒に布団で丸くなって寝たこと。

 

子どもを叱ろうとすると、飛んで止めに入った。

 

たくさん旅行にも行った。

 

どの場面をみても、必ず一緒にいた愛犬。こんなに優しい、愛をくれた存在は、この地球上で犬しかいないのではないかと思うほど。

 

わたしは、彼らと出会わなければ愛を知らない未熟な人間だったと思います。

 

悲しいことですが、彼らはわたしたちの後から来て、先にお空に帰っていく。

 

この短い時間に彼らがくれる愛情は計り知れません。

 

彼らが具合が悪い時は支えてあげたい。少しでも楽になってもらいたい。

 

飼い主さんたちは、みんな同じ気持ちだと思います。

 

まだ若いワンちゃんと暮らしている飼い主さんたちには、少しでも愛犬と長く暮らせるように、元気なうちから食事に気を配り、運動をさせ、たくさん一緒に遊び、ケアをしてあげてあげましょう。

 

老犬と食事について、こちらの記事が人気です→老犬の痴呆と寿命について。食べないことは余命につながるのか?

あ、そうだ。これがあった!もっともっと元気でいて欲しいから→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

 

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ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。