老犬になってたとえ立ち止まったとしても、毎日散歩をさせた方がいい3つの理由。
今日も日中の温度は東京で30度を超え、真夏日。
でも、さすが立秋をすぎたあたりから朝夕は、盛夏に比べ涼しくなりました。
朝、5時半過ぎに家を出発しいつもの散歩コースを歩いていると、いつもの場所で、いつもの犬仲間に出会います。
「今朝はずいぶん涼しいですね。」「ラクック君(9歳、シニア期突入)、お元気そうで何より!」
などと、顔なじみに会って何気ない一言が、良い一日のスタートの始まりになる。
さて、今日は老犬の散歩事情についておはなししたいと思います。
Contents
老犬でも毎日散歩に出かけた方が良い3つの理由
ここでいう、散歩とはあくまでも気晴らしや健康のためなどにぶらぶらと歩くこと。
決して義務でするものではありません。
老犬になり、足がだいぶ弱くなったワンちゃんでも散歩に出かけた方が良い理由があるんです。
運動不足の解消
老犬になると、どうしても寝る時間が多くなります。
それに加え、以前のように走り回ったり遊ぶこともだいぶ減り、運動不足気味。
そんな時、散歩はとても有効です。
足腰は動かさなくなると衰える一方。だからこそ、散歩に出かけて常に足腰を動かすことが重要なんです!
逆に、足腰が衰えたら一気に老化現象が加速します。
人間だってそうですよ、骨折して入院生活をしばらくすると認知症を発症したという話を聞きます。
老化現象を防ぐためにも、愛犬の健康のためにも無理のない範囲で散歩に出かけましょう。
日光浴ができる
日光浴・・・お日様の光を浴びることの重要性を知っていますか?
朝、光を浴びると脳にある体内時計の針が進み体内時計がリセットされ活動状態に導かれます。
メラトニンは目覚めてから14~16時間ほど経過すると体内時計からの指令が出て再び分泌される。そして徐々にメラトニンの分泌が高まりその作用で深部体温が低下し、休息に適した状態になります。
このお日様の光を浴びることで体内時計が整い、日中は活動し、夜は眠たくなる、いわゆる当たり前の生活が送れるわけです。
この理由からも分かるとおり、日中の太陽より、朝一番のお日様に当たることが重要!
老犬が認知症になって、昼夜逆転して夜鳴きをさせないためにも散歩は重要です。
気分転換
これは、人間にとっても犬にとっても、身体も心もとても満足している時間、それが散歩。
あ、中には散歩が嫌いで嫌いでしょうがない・・・という犬もいますけど、基本犬は散歩が大好きです。
あなたは、夏から秋に移り変わる、風の匂いを嗅いだことがありますか?
夏の間に蓄積された疲れを、秋の空気を含んだ風が一瞬にしてあたたかく冷ましてくれます。
愛犬の気分転換、というより飼い主側の方にメリットが多そうです。
老犬の散歩で注意すること
いくら散歩が好きだからって、いくつか気にしておかないといけないポイントがあります。
それは次の3つ。
真夏の日中、散歩に行かない
真夏の日中、アスファルトは何度になるか答えられますか?
正解は・・・60度!!
そんな中、散歩に連れていったら熱中症になってしまいます。
そのうえ、肉球を傷める可能性が高い!
日中の散歩は命の危険も感じるのでやめましょう。
それから、水分補給もお忘れなく!
老犬で補助器具が必要な場合は遠慮せずに使う
老犬は、足腰が弱くなります。そんな時、使って欲しいのが補助器具です。
ハーネスタイプのものもあれば、犬用の車いすもあります。また、寝たきりのワンちゃんでも散歩にいけるようなカートも便利。
たとえ、補助器を使ったとしても外にでるメリットの方が大きい。
だから自力で歩けなくなったとしても、カートに乗せて外に連れ出すだけでもだいぶ違います。
無理はさせない
いくら散歩がいい、足腰が鍛えられる・・・といっても、限度があります。
ましてや老犬の場合、歩いて、止まって、歩いて、止まっての繰り返し。
もしかしたら、目的地までつかない可能性も十分考えられる。
でも、そんな時は「外の空気が吸えて良かった♪」と思えばいいだけのこと。
愛犬とこうやって散歩に出かけられる、このしあわせを十分にかみしめておいて下さいね。
まとめ
老犬になり、いよいよ散歩にいく回数が減ってきていませんか?
でも、散歩ってとっても気分転換になるんです。
毎朝すれちがう、会社の重役とおぼしきロマンスグレーがよく似合う男性は、スーツで愛犬のチワワを散歩させています。
「この子が来るまで、散歩ってしたことがありませんでした。」と、男性談。
そうなんですよね、愛犬ってこんなところにもメリットをもたらせてくれるんです。
愛犬の散歩のおかげで、知り合いの数も圧倒的に増えました。
散歩仲間から教えてもらう情報も、とても大事なんです。
だから、無理しない程度に愛犬と今日も散歩に出かけましょう!
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