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老犬が異常行動をするようになった。クンクン鳴く理由と飼い主の対処法。
あなたの愛犬の鳴き方って、すぐに思い出せますか?
実は、うちの愛犬はシェルターにいた元保護犬。そのせいか、うちに来た時から「ピーピー、ピーピー」鳴いていました。
初めはまだ小さいから甘えているのかな?と思いましたが、大きくなってもまだピーピー言っているので彼の鳴き方というか癖なんですね、この鳴き方。
と言っても、飼い主としてはやはり心配なので必ずそばにいって要求を聞くようにしています。
若いうちはこんな鳴き方したことなかったのに、クンクン鳴き始めた、という方。それは心配ですよね。
では、なぜその鳴き方をするのか、どんな要求なのか?掘り下げてみましょう。
老犬がクンクン鳴き異常行動をするようになった理由
これはいわゆる、認知症の一つと考えられています。
人間でもそうなのですが、歳をとって認知症になった場合の現象として「子ども返り」があります。
人間の場合、奇行・わがままな言動・妄想が「子ども返り」の症状として挙がりますが、老犬においてもほぼ同じ。
子どもに返って「甘えたい・さみしい」といった欲求がわきおこり、クンクン甘えた声で鳴くようになります。
ただ、はっきり認知症かどうか判断するには獣医師のもとへ相談されてください。
■昼夜逆転生活になった
■うろうろ徘徊するようになった
■家の中でも迷子になる
このような症状が見受けられたら、認知症の可能性が高いといえます。
老犬の異常行動、クンクン鳴く時の対処方法
老犬の要求に応えてみる
老犬が異常行動を起こししたり、クンクン鳴くと飼い主であるあなたは心を痛めるはずです。
わたしの体験からお話しすると、さみしそうに鳴いた時はそっとそばに行って撫でてあげることしかできませんでした。
お腹がすいているわけでもない、のどが渇いているわけでもない、お散歩も違う・・・
何を提示しても彼の欲求じゃない。もう、成すすべが無くなりただ横にいて体を撫でてあげる。
でも、初めのうちこそ鳴き続けましたがだんだん彼もわたしも落ち着いてきて鳴かなくなるのです。
そのうち、今日の一日の出来事や、空の色、くもの形、そういった他愛のない話をしてあげることにしました。
他の家事もしなきゃいけない・・・そうですよね、皆さん仕事や子育て、色々なご事情で愛犬だけに構ってあげられないと思うんです。
でも、よく言うじゃありませんか。子どもが「ママ、聞いて。」と言ったときに「今忙しいの、あとでね。」ということを繰り返すと、子どもがそれ以上話をしなくなる。理由は明確で「どうせ私のことなんか好きじゃないんでしょ。」と。犬もこどもと同じ。鳴いたら行ってあげる。そうすると安心する。ボクのこと(わたしのこと)をちゃんと認めてくれてる、って犬も思うそうです。
犬はわたしたちよりも後からやってきて、先に逝く。
自然の摂理ですが、切ないですよね。だから、もしクンクン鳴くのであればまずは受け止めてあげて欲しい。
おじいさん犬が夜鳴きする場合、心が安定する方法ってあるのでしょうか? まずは、寄り添ってあげることがだいじですね。
老犬の要求に応えられない時は
老犬の異常行動やクンクン鳴きがやまなくなった、つまり老化現象が進み認知症の症状が強くなった場合。
昼夜逆転どころか、夜通し鳴いて眠れなくなった。こうなったら、つらい、以外ありませんよね。
こんな時は、補助的な何かに助けを求めて下さい。
老化現象にとても良いサプリメントを紹介します。「ミドリイガイ」から出来ているもので通販でも購入可能。
こんな体験談を教えてもらいました。初めは夜鳴きが収まるために獣医から紹介されたサプリメントだったけれど、ひと瓶の見終わったころには夜鳴きはすっかり収まり、さらに思わぬ効果として、後ろ足がぐらぐらふらついていたのに、足取りもしっかりし始めた。
こればかりはサプリメントとの相性もありますので、もし効かなかった場合は病院からのアドバイスを受けましょう。
獣医は睡眠導入剤を勧めるかもしれない。これはわたしも体験があるが「睡眠導入剤」と使うのは寝たくない子を無理やりねかせるのか、という不安もありましたが、一晩中鳴き続ける愛犬を介護するのも大変な介護。愛犬だって寝たいのです。
獣医指導のもと、行うのであれば問題ありません。
睡眠不足のまま仕事にいく、睡眠不足のまま家事をする・・・これが続くと飼い主側がダウンしてしまう。
飼い主側がダウンしないように、という意味でも、愛犬をゆっくり寝かしてあげる、という意味でも睡眠導入剤に頼ることは自責の念にかられることはありません。
まとめ
あんなに可愛かった愛犬が、老犬になるなんて。でも老犬は若い犬たちにない落ち着きと、安心感があり、一緒にいると何とも言えない幸せな時間をすごせます。
でも、一転して夜鳴きが始まったら、それはもう地獄・・・
だからこそ介護が始まったら、一人で悩まずに、愛犬仲間から知恵を拝借したり、獣医に相談してみて下さい。
それから、一番大事なのは「介護は一人で抱え込まない」ということ。
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