仔犬から老犬まで、犬はどれくらいお金がかかる?
今日は散歩で出会ったワンコの話をしたいと思います。
小さいワンコで、愛くるしい瞳が印象的な彼は左の前脚がありませんでした。ゆっくりでしたが3本の足で上手にお散歩をしていたため、一見普通のワンコの歩きと変わらない感じでした。
彼に何があったのかを飼い主さんに聞いたところ、悪性腫瘍のため切断を余儀なくされたとのこと。
悲しい出来事でしたが、今こうやってまた一緒に歩いていることが幸せなんです、と仰っていました。
愛犬がけがや病気で苦しむ姿ほどつらいものはありません。何が何でも助けてあげたい、と思いますよね。
では一体、病気になったらいくらかかるのでしょうか?
Contents
仔犬から老犬まで、犬の生涯費用
小型犬の場合
生涯を18年と想定すると、約260万円。(※ワクチン代、犬の登録代、去勢・避妊手術、サークル、餌代など)
中型犬の場合
生涯を15年と想定すると、約300万円。(※同じ)
大型犬の場合
生涯を13年と想定すると、約350万円。(※同じ)
※上記金額は、家庭内で最期まで暮らすことを想定しています。重篤な場合の入院費用や手術費用、老犬ケア施設の金額は含まれていません。
もしもの場合に備えて
もしもの場合・・・と言うと、あなたはどんなことを想定しますか?愛犬の病気、不慮の事故、けが・・・そうですね、どれも正解です。
そして忘れがちなのが、「あなたに何かがあった場合」も想定に入れておく必要があるでしょう。
わたしは大丈夫!と思い込むのが人間です。
ある老犬介護施設を利用されている理由の3割程度が「飼い主の入院によるもの」なんだそうです。高齢の飼い主だけでなく、若くても事故にあってしまったり、病を患って入院を余儀なくされたり。
自分に万が一のことがあったら常に頭の片隅において行動しなくてはいけませんね。
老犬介護施設は、施設によって料金設定は様々ですが、長期の利用になると大金になってしまうことを覚悟しなくてはなりません。
一時預かりであればまだいいのですが、生涯お預かりということになれば100万円を超えてしまう場合が一般的です。
早い段階で準備できること
貯金
貯金があればある程度のことはまかなえます。ただ、長引く入院になる場合貯金が底をつくことが無いようにしないといけません。はたして幾ら貯金しておけばいいのか?・・・上限はみえませんね。
保険
ペット保険の中には飼い主が入院した場合に、ペットホテル代金等の一定額が支払われる保険もあります。死亡保障もついていて、飼い主さんに万が一の場合は保険金が支払われるため愛犬の生活が路頭に迷う、ということはなくなります。
あなたのパートナーにあった介護施設をさがしておくこと!
老犬であればどんな犬でも預かってくれる、というものではありませんん。例えば、「小型犬のみ」とか「夜る鳴く子は不可」などといった施設もあるようです。
お金のこと以外に準備できること
犬を飼う上で生涯賃金がこれほどかかるとは!高いと感じるか安いと感じるか・・・人それぞれだと思いますが、犬も人間と一緒でけがをすれば病気にもなります。
さらに、自然災害においては防ぎようがない場合も数多くあります。
いつ何時何がおこるか分かりません。そこで、お金以外に準備できることは何があるのでしょうか?
養子に出す検討もしておく
自分自身が例えば入院したり、介護が必要になり愛犬を最期まで面倒みることができなくなった場合、養子に出すという選択も出てくるかもしれません。
万が一に備えて、自分の代わりに育ててくれる人を探しておくことも重要です。ちなみに、わたしの場合は家族の他に老犬の介護をしたことのある親戚にお願いしてあります。
備えるに越したことはないのです。(絶対にそんなことにならないように、自分の健康にも気をつけています。)
災害時の備えをしておく
避難所では色々な人がいます。ペットのことをよく思う人ばかりではないことはご承知でしょう。
だからこそ、愛犬が身を隠せるゲージ(たためるタイプのソフトケースが望ましい)が必要になります。カバーができる布があればなおよし。
災害時にペットも入れる避難所を確認する
いざ災害が起きてからでは遅いです。慌てていると状況もつかめなかったり、何より携帯電話、パソコンも災害時の初期の段階では使えないことを想定しておかなければなりません。
日ごろから災害時に避難する場所を確認し、家族や友人で共有しておきましょう。
つまり、備えあれば患いなし、何事も備えることが重要なんですね!
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まとめ
可愛い愛犬を育てるのにこんなにお金がかかるってご存知でしたか?
老犬になれば健康な状態よりも病院に行く頻度も高くなります。食事も老犬用のものに替える必要があり、食費の面でも金額は増えるでしょう。
もし大切なパートナーにもしものことがあった場合、最適な治療を受けさせたい、と思うのがわたしたち飼い主の気持ちだと思います。
いざということを常に頭の片隅に置き、貯金と様々な準備をしておきましょう。
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