老犬 生活

老犬の異臭を解決したい!特に口臭がひどくなってきた時に試したいこと

老犬からきつい臭い、異臭がしている場合があります。

 

臭いの原因を探ってみたら、皮膚や耳、そして口臭の場合もある。

 

この異臭は加齢に伴うものです。何か少しでも改善出来ないものかと飼い主さんは悩んでいるのではないでしょうか?

この老犬の異臭の原因と改善方法を調べてみました。

老犬の異臭の元となる原因は?

犬は7歳を超えるとシニア期に突入し、アポクリン汗腺から分泌される臭い成分の分泌量が増えることによって、体臭がきつくなります。

 

人間も加齢とともに独特の臭いがあります、そう「加齢臭」。これと同じ。臭いの成分が酸化して、菌が繁殖するため独特の臭い(いわゆる加齢臭)となるのです。

皮膚のトラブルにより臭いの原因になる場合

老犬になり加齢臭が生じ、体臭がきつくなるのはもちろん、その他にも原因が考えられます。

 

加齢に伴い皮膚の水分量が低下し、老犬になると皮膚が乾燥するため肌のバリア機能が低下していきます。そのうえ、免疫力も低下してくるので、炎症を起こしフケがでやすい状態に。

 

この加齢に伴う皮膚トラブルにより被毛が不衛生になることで、臭いの原因になっているケースもあります。

 

被毛がべとつく、皮膚に炎症が認められた、脱毛してる、尋常ではないフケの量、などの症状が見られた場合は、すぐに獣医師に連れて行きましょう。

歯周病が原因で口臭がひどい場合

加齢とともに唾液の分泌量も減ります。そのため老犬になると、口腔環境に伴い細菌が繁殖しやすくなるため、虫歯や歯周病になってしまうことがある。

 

老犬は成犬と比べて免疫力も低下しているため口腔環境が悪くなり、口内の細菌が繁殖しやすい環境になっていると考えられます。

 

これが原因となり、細菌が増殖して歯に付着してたら、今度度は歯垢になって悪臭を放ったり悪化して歯周病になってしまいます。

 

歯周病は放っておくと歯が抜け落ちたり、口のまわりの骨が陥没してしまう恐れがあるため、注意が必要!

 

それから、口はすべての入り口で、口内で繁殖した菌が食事と一緒に腸内に入ります。

そうすると、腸内環境が変化し、善玉菌が減って悪玉菌が増える。そうすると腸内に腐敗臭が発生し、その腐敗臭が血液に吸収され全身を巡って、皮脂腺からくさい臭いとなって出ていくため、口臭だけでなく体の臭いにもつながるのです。

食事が原因で臭いが生じる場合

食事は健康のもとになります。同時に臭いも食事よって左右されるのです。(老犬は特に!)

加齢臭の成分が含まれる皮脂の分泌は、脂質をとりすぎることにより増えると言われています。

 

筋肉を付けるために欠かせなかったり、エネルギー生成に欠かせないタンパク質ですが、安いドッグフードなど質の悪いタンパク質を与えていると、腸内の悪玉菌の増殖につながります。大切なのは質の良い新鮮なお肉、タンパク質を摂ること。

 

老犬に特化した良質のドッグフードもたくさん出ていますので、腸内環境が悪化して体臭がきつくなったわんちゃんはドッグフードを変えることも検討されてはどうでしょうか。

加齢に伴い口臭が酷くなってきたときに試したいこと

病院での処置

自宅で定期的に歯磨きをしていても、とり切れないのは、そう歯石です。

 

すでに沈着してしまった歯石については動物病院での徹底的な歯磨き(スケーリング)が必要となり、歯周ポケットまで綺麗にするためには、全身麻酔と専門の器具を使用することが必要となります。

 

ただし、高齢犬になると麻酔でのリスクがあるため獣医師と相談になりますが、麻酔をせずに行うハンドスケーリングは、歯の表面の歯石を一部取るのみに留まることがほとんどであるため、根本的な歯周病の治療にはならないといつことを理解すること。

自宅での歯磨きの強化

歯石が付く前に、きれいにする。これは歯磨きの基本ですが、食べかすが口の中に残ると、そこから酸が発生して歯の表面を溶かします。そこに歯垢が溜まり歯石が出来るんですね。

 

歯垢が付く前に歯磨きを強化しましょう。効果的なのは、普通に歯ブラシを使ったブラッシング。

 

動物病院で開催されている歯磨き教室などに参加して、正しい歯ブラシの使い方を実践的に教えてもらうこと。

内臓疾患が原因で口臭が疑われる場合には・・・

内臓疾患が原因で生じている口臭の場合、疾患に対しての治療が原則です。何かおかしい?と感じたら、ただちに獣医師の診察を受けてください。
また、脱水症状の場合でもいつもと違う口臭を感じられることが稀にあります。

夏場の暑い時期は特に、夏場でなくても水をたっぷり飲めるようにしておく、これが大事です。

まとめ

老犬になると、成犬の時はなかったことが色々出てきますよね。

臭い問題もそうです。若い頃はあの男くさい(わかります?活力のある、そとで元気に遊んできたー!という臭い)臭いも嫌いではなかったのですが、加齢とともに出てくる加齢臭はすこしキツイ。

 

出来るだけ清潔に、そしてさっぱりさせて気持ちよい生活を送れるように整えてあげると、おのずと臭いも軽減されていくはずです。

 

歯周病・シニア犬のためのドッグフードについてはこちらの記事をご覧ください→シニア犬に最適なフードはコレ!老犬の症状別ドッグフードについて

 

老犬についてこちらの記事も読まれています→老犬が食べない・・・余命のことを少し話そうとおもう。水しか飲まない時にしてあげられること

 


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ABOUT ME
まめ太
幼少の頃から身近に犬がいる生活を送っています。 祖父が育てていた元警察犬(ジャーマン・シェパード)が常にいる状況でした。 そして現在は茨城県動物指導センターから引き取った元保護犬をパートナーに選び、暮らしています。 将来は、保護犬の活動の一環として保護施設にいる子たちの避妊手術を寄付できるよう現在活動中。