老犬が散歩で歩かない。そういえば、足腰もよろけてきて足元がふらふらしている。
歩かなくなる原因として最も考えられる可能性は、足腰が弱くなったこと。
愛犬は何歳でしょうか?
犬個体にもよりますが、わたしの経験では10歳を超えたあたりから、足腰が弱くなる確率が高いです。
また、散歩の途中でふらふらしているようにみえることがありますが、それは足腰が弱くなっただけでなく、平衡感覚が衰えてきたとも考えられます。
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老犬が散歩で歩かない。でも、せめてこれだけはしてもらいたいこと!
老犬だって生きているのですから、歩きたくない時もあるでしょう。
今日は家で寝ていたいんだよ…なんて、もしかしたら愛犬も言っているかもしれませんね。
ただ、老犬であればなおさら、特にこれだけばしてもらいたいことがあります。
「朝日を浴びること。」
愛犬が散歩で歩かなくなった、そもそも散歩に行きたがらなくなった、というと、つい散歩の回数を減らしたり、時間を短くする傾向があります。
しかし、朝日を浴びること、これだけは是非毎日続けてもらいたい。
なぜかというと、朝日を浴びることで、交感神経と副交感神経がうまく切り替わり、日中は活動の時間、夜は寝る時間と、体内時計レベルで設定されるからです。
きっちり日中活動して(もちろん、お昼寝はあっても大丈夫)、睡眠時間は夜に。このリズムが大切なんです。
老犬になると、加齢に伴い認知症を発症するワンちゃんもいます。
一度認知症を患ってしまうと、その状態から回復することは今の医学では出来ません。認知症の原因は、認知症は人間の症状と同様で、加齢による脳の経年劣化です。一度死滅した脳細胞は基本的に再生できません。
ですから、予防することが一番の認知症対策となります。
脳に散歩や遊びのなかで刺激を与えることは、とても良いこと。
散歩コースを変えてみたり、ちがう遊びを見つけてみたり。ワンちゃんのみならず、飼い主さんのあなたも楽しくなりますね。
足腰が弱くなったワンちゃんが回復した!
ところで、メディカルアロママッサージって知ってますか?
人間もアロママッサージでリラックスした、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。アロママッサージはとても気持ちが良いので、わたしも時々自分で行っています。
足腰が弱くなったワンちゃんに、「フランキンセンス」というアロマオイルでマッサージを施したところ、2~3日で歩けるようになった症例も。
※ただし、アロマの精油はとても扱いに気を付けないといけません。アロマオイルを用いてマッサージする場合は、専門家の指導のもと行ってください。
ワンちゃんとアロマオイル
ワンちゃんに使用してはいけないアロマオイルもあるんです。例えば、クローブ、タンジーなどの防虫効果の高いハーブから採れる精油は使用しないほうが良い。また、アニスやバジルなどフェノール系の香り、強心作用の強い香りも犬にはNG。
言うまでもないのですが、アロマオイルは100%天然のエッセンシャルオイルを使用すること。間違っても100均などで売られている、雑貨のオイルは直接肌に使用してはいけません。
エッセンシャルオイルの使い方ですが、オイルは高濃度に凝縮されていますので、使用する際はアルコールや水、キャリアオイルなどで必ず希釈すること。
原液のままでは絶対に使いません。人間の場合、推奨される濃度は0.5%程度。ワンちゃんであれば、人間よりももっと濃度を薄くして使用しなくてはなりません。
アロマオイルを導入したことがない、というワンちゃんは、芳香浴や防虫スプレーから入るのがよいでしょう。
ワンちゃん用の防虫のスプレーを作る場合、希釈濃度はオイル1滴が0.05mlですので、例えば20mlの水で防虫プレーを作る場合、1滴が目安。
老犬が歩かなくなったら、介護用ハーネスもあります
ワンちゃんが歩かなくなった理由が、足腰が弱くなったのが原因であるとき、介護用のハーネスを使うと散歩が楽になります。
値段も2,000円から10,000円程度と、値段に差がありますが色々なサイトにも紹介されていますので、参考にされるとよいでしょう。
特に中型~大型犬にとっては、介護用ハーネスがあったら散歩が格段に楽になります。
介護用品なんてまだいいわよ・・・わかります。愛犬はあんなに愛くるしい顔をしているから、つい年齢を忘れがちになりますよね。
でも、確実に老化現象は進んでいるのです。
介護用品を使うことは、恥ずかしいことではなく、むしろ「愛犬が楽に生活を送れるための手助けの一部」と、考えてください。
一度使ってみたら、その便利さに目からうろこが落ちますよ!
まとめ
愛犬が散歩に行きたがらない。それが老化に伴うものであっても、なるべく散歩や運動はさせて欲しいのです。
人間もそうですが、生き物は足腰が弱くなると一気に老けます。
若い頃からたくさん運動させて足腰を鍛えるのはもとより、老犬になっても適度な運動、適度なマッサージを欠かさず、そしてどうにもならなくなったら、介護用グッズを上手に使う。
これで寝たきりを防ぐことができるかもしれません。
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